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11.
  • オオタカの繁殖状況と国内希少野生動植物種からの解除の影響 オオタカの繁殖状況と国内希少野生動植物種からの解除の影響
    植田, 睦之; 遠藤, 孝一; 高橋, 誠 ... Bird Research, 2022, Volume: 18
    Journal Article

    オオタカの繁殖つがい数の動向を調べるために,全国に6か所のモニタリングサイトを設置して調査を行なった.また,オオタカの繁殖成績の変化を明らかにするためにウェブサイトをもちいて全国のオオタカ観察者から情報収集を行なった.繁殖つがい数については,2001年から2021年までの情報を解析すると,オオタカのつがい数には,有意な減少傾向が認められ,2.8%/年で減少していた.繁殖成績については,198地点から596件の情報が寄せられた.2016年から2021年の情報を解析すると,関東,中部においては,繁殖に失敗した巣の割合が多くなっており,6年間の調査期間のうち3年間以上情報のある全国の巣について解析しても,巣立ちヒナ数には有意な減少傾向が認められた.オオタカは2017年9月21日に国内希少野生動植物種から解除されたが,それによるつがい数の減少や繁殖成績の悪化は認められなかった.しかし,解除から影響がでるまでにはタイムラグがある可能性があること,またつがい数の減少や繁殖成績の低下が続いている可能性があるので,今後も長期にわたり,オオタカの個体数や繁殖成績についてモニタリングしていく必要がある.
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12.
  • ニホンジカの下層植生摂食の影響が宿主を通して托卵鳥へ ニホンジカの下層植生摂食の影響が宿主を通して托卵鳥へ
    植田, 睦之; 葉山, 政治; 串田, 卓弥 Bird Research, 2019, Volume: 15
    Journal Article

    近年全国各地でニホンジカが増加しており,シカが下層植生を摂食することで,シカの多い森林では下層植生を利用する鳥類が減少傾向にあることが知られている.こうした鳥たちの一部はカッコウ類の宿主となっているので,シカの影響がカッコウ類の減少にも繋がっていないかについて検討した.解析に利用したのは環境省モニタリングサイト1000の2010年から2019年の調査データである.シカの影響の軽微な調査地については下層植生を利用するウグイスやムシクイ類そしてそれに托卵するツツドリやホトトギスに有意な減少は見られなかったが,シカの影響が顕著な調査地では,減少が認められた.托卵鳥にとっては,宿主は欠かすことのできない繁殖資源であり,そのため,シカの影響が宿主の減少を通してツツドリやホトトギスにも及んでいるものと考えられた.
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13.
  • 全国鳥類繁殖分布調査で収集された20km メッシュの鳥... 全国鳥類繁殖分布調査で収集された20km メッシュの鳥類の繁殖分布のデータ
    植田, 睦之; 植村, 慎吾; 葉山, 政治 ... Bird Research, 2021, Volume: 17
    Journal Article
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    全国鳥類繁殖分布調査は全国の鳥類の繁殖分布とその変化を明らかにする調査で,2016年から2021年にかけて全国を標準地域メッシュ第2次地域区画4つを結合した約20km四方のメッシュに,概ね2コースの調査地を配置し,現地調査を行なうととともに,文献情報や野鳥観察記録を収集し,20kmメッシュごとの鳥類の生息状況をとりまとめた.この情報は,日本の鳥類の分布状況の評価等さまざまな解析に有用な情報と考えられるため,ここに公開した.
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14.
  • 温度ロガーをもちいたヤマガラの繁殖時期のモニタリング 温度ロガーをもちいたヤマガラの繁殖時期のモニタリング
    植田, 睦之 Bird Research, 2014, Volume: 10
    Journal Article
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    気候変動の鳥類の繁殖への影響を明らかにするため,2010年から埼玉県秩父演習林において,ヤマガラの繁殖時期のモニタリングを巣箱とその底に設置した温度ロガーをもちいて行なっている.2014年までの調査では,毎年10個中6~9個の巣箱がヤマガラにより使用された,推定されたヤマガラの巣立ち時期は,産卵期の温度ではなく,産卵期までの有効積算気温との相関が高かった.有効積算気温は植物や昆虫の生物季節と相関の高い気象要素で,ヤマガラは食物の発生時期にあわせて繁殖を開始していることが示唆された.今後データを蓄積していくことで,気候変動に対してヤマガラが順応していけるのかどうかについて明らかにしていきたい.
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15.
  • 日本の鳥類のモニタリング 特集にあたって 日本の鳥類のモニタリング 特集にあたって
    植田, 睦之 Bird Research, 2014, Volume: 10
    Journal Article
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    生息環境の変化等により鳥類の生息状況が変化しており,長期的な鳥類のモニタリングが必要になっている.そこで10 巻の発行を記念して,モニタリングの特集を企画した.今回の特集を機に,日本の鳥類のモニタリング調査が活発になり,またフィールドノートに眠っているデータが論文として公開されるようになれば幸いである.
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16.
  • 参加型調査“ベランダバードウォッチ”から明らかになった... 参加型調査“ベランダバードウォッチ”から明らかになった関東地方の 住宅地の鳥類相とその時間変動
    三上, かつら; 平野, 敏明; 植田, 睦之 Bird Research, 2018, 20180101, Volume: 14
    Journal Article
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    都市環境の鳥類相は,時間の経過とともに変化する.21世紀初頭の住宅地環境における鳥類群集の特徴を記述するため,特定非営利活動法人バードリサーチが全国的に行なっている参加型調査“ベランダバードウォッチ”のデータを解析した.住宅地の鳥類について,1)記録地点数の多い種は何か,2)記録率の高い種は何か,3)季節によりどのような違いがあるか,4)種数の年変動はどのくらいあるか,5)住宅地で記録された外来種,を明らかにした.その結果,繁殖期,越冬期を通じて,記録地点数,記録率ともに最も高かったのは,スズメとヒヨドリだった.よくみられる種の大部分は,人工構造物,街路樹,植栽に依存する,またはそれらを利用可能な種だったが,そうではない種もあった.季節による種のランクが大きく変動したのはメジロ,カワラヒワ,ハクセキレイ,ウグイスなどで,その理由として,鳥の個体数の変化のほか,行動の季節変化や餌台による誘引,観察者による認識のしやすさが考えられた.長期調査によると,住宅地では,地点ごとに観察される種数は,繁殖期には安定しているが,越冬期は繁殖期よりばらつきが大きいことが示された.調査地点数や調査年数を増やしていくことで更なる発展が望める.そのためには,ベランダバードウォッチは参加型調査であるため,調査結果を定期的に還元するなどの工夫が必要と考えられた.
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17.
  • 大きな声で鳴く沢のミソサザイと小さな複雑な声で鳴く山の... 大きな声で鳴く沢のミソサザイと小さな複雑な声で鳴く山のミソサザイ
    植田, 睦之 Bird Research, 2013, Volume: 9
    Journal Article
    Open access

    ミソサザイのさえずりに騒音が与える影響を明らかにするために,沢音の影響のある沢沿いの生息地と無い山の生息地のあいだでさえずりの最大音圧,周波数変調の程度,高さ(最低周波数および最高周波数)と周波数の幅を比較した.2011年に新潟県佐渡,埼玉県秩父,山梨県青木ヶ原,静岡県須走,岐阜県濁河,高知県市の又でミソサザイの声を収集した結果,ミソサザイの声は青木ヶ原を除き,山の生息地の方が沢の生息地よりも小さかった.青木ヶ原はエゾハルゼミが多く,その声が沢音と同様にミソサザイに影響することが考えられる.これらの結果は騒音の中で声を遠くに届かせるために,ミソサザイは大きな声でさえずっていることを示唆している.また,1秒あたりの周波数変調の程度およびノートあたりの周波数変調の程度は,青木ヶ原を除く山の調査地で多かった.さえずりの最低周波数は,都市の騒音で多くの研究と同様に,騒音のある沢の生息地で有意に高くなっていた.
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18.
  • シジュウカラはツミの営巣地で警戒心が高くなる シジュウカラはツミの営巣地で警戒心が高くなる
    植田, 睦之 Bird Research, 2013, Volume: 9
    Journal Article
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    シジュウカラは主要な捕食者であるツミが繁殖してる林では,飛行形態がツミと似ているキジバトに対して,警戒声を発する頻度がツミの繁殖していない林と比べて高かった.シジュウカラはツミの繁殖している危険度の高い場所では警戒度合を高めていて,キジバトに対しても反応することで,捕食のリスクを低めており,危険度の低い場所では,警戒度合を下げることで警戒のコストを下げておいるのだと考えられた.
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19.
  • GPS-TX による越冬期のマガモ,カルガモの行動追跡 GPS-TX による越冬期のマガモ,カルガモの行動追跡
    嶋田, 哲郎; 植田, 睦之; 高橋, 佑亮 ... Bird Research, 2019, Volume: 15
    Journal Article

    鳥類や哺乳類の行動調査を目的として開発されたGPS-TXは,発信機内のGPSにより得た位置情報を無線で受信局に送信し,受信局で記録を残すシステムである.2017/18年と2018/19年の越冬期に伊豆沼・内沼周辺においてマガモ Anas platyrhynchos 16個体,カルガモ A. zonorhyncha ...
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20.
  • 断崖における強制上昇流とオジロワシの飛翔特性 断崖における強制上昇流とオジロワシの飛翔特性
    島田, 泰夫; 井上, 実; 植田, 睦之 Bird Research, 2017, 20170101, Volume: 13
    Journal Article
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    北海道苫前町の風力発電施設周辺において飛翔するオジロワシの空間位置を2台の経緯儀により追跡把握した.風向別の追跡事例数は,西北西が最多で西がそれに次いだ.風速階級別の追跡事例数は,8m/sが最多で,7m/sがそれに次いだ.10m格子毎に算出した飛翔頻度と地形条件による統計モデルは,傾斜度,斜面方位(東北東と西北西),断崖の数および海岸線の有無(有)の係数が正を示した.この結果を踏まえ,調査範囲における地形条件をもちいて気流シミュレーションを実施した.その結果,断崖付近から発生する鉛直流(強制上昇流)は,風速が大きくなるにつれ,海側に発達する傾向があった.一般的な揚力式をもちいて,オジロワシの標準的なサイズから最小飛翔速度を求めたところ,経緯儀で得られた断崖付近の飛翔速度はそれより小さかった.この場合,沈下することになるが,断崖付近で発生する鉛直流が沈下を抑制していると考えられた.
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