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  • 子宮頸がんの小線源治療時における金属アーチファクト低減...
    宮澤, 真; 尾崎, 大輔; 村田, 和俊; 幅野, 陽二; 星野, 佳彦; 尾池, 貴洋; 須藤, 高行; 大野, 達也

    日本放射線技術学会雑誌, 2022/01/20, Volume: 78, Issue: 1
    Journal Article

    【目的】両側大腿骨頭置換術後の子宮頸がん症例を用いて,小線源治療時の輪郭描出に対する金属アーチファクト低減処理の有用性を検討した.【方法】治療期間内に4回の小線源治療が施行された1症例を対象とした.各治療回で取得された画像に,金属アーチファクト低減処理(single-energy metal artifact reduction: SEMAR)をしたSEMAR処理画像(SEMAR+)とSEMAR未処理画像(SEMAR−)の2種類のCT画像を用いて,放射線腫瘍医5名がhigh-risk clinical target volume(HR-CTV),膀胱,直腸について輪郭描出を行った.各々の輪郭に対して体積,Dice係数(DSC),dose volume histogram(DVH)を算出し,SEMAR処理の有無で比較を行った.【結果】膀胱の描出について,SEMAR+がSEMAR−よりも体積とDSCが有意に高くなった.HR-CTVと直腸については,体積,DSC, DVHからは,有意な差は認められなかった.【結論】両側大腿骨頭置換術後の子宮頸がん症例について,小線源治療計画CT画像に金属アーチファクト低減処理を使用することで,膀胱の輪郭描出を改善させることができた.