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  • 胆管狭窄病変の放射線画像診断
    鈴木, 耕次郎

    日本消化器病学会雑誌, 04/2024, Volume: 121, Issue: 4
    Journal Article

    胆管狭窄は胆管もしくは胆管外病変で生じ,それぞれ悪性と良性疾患がある.画像診断はこれらの鑑別が重要で,悪性疾患と診断した際は病期診断も必要となる.胆管癌では,CTとMRIで胆管狭窄部に壁肥厚と濃染を認め,上流胆管の拡張をともなっている.MRCPは胆管狭窄部の部位と形状の評価が容易で,MRIの拡散強調像は異常部位の同定に優れている.胆管癌と鑑別を要する疾患にIgG4関連硬化性胆管炎がある.両者は類似した画像所見を呈するため,複数の画像所見から総合的に鑑別を進める必要がある.またPET-CTはリンパ節転移や遠隔転移の診断能がCTやMRIよりも優れており,進行した癌病変では考慮される検査である.