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日本レーザー医学会「理事長就任のご挨拶」
中村, 哲也
Nippon Laser Igakkaishi/Nihon Reza Igakkaishi,
04/2021, Letnik:
42, Številka:
1
Journal Article
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2020年10月9日に開催された第41回日本レーザー医学会総会(LASER WEEK IN KOCHI)における定例理事会において, 特定非営利活動法人日本レーザー医学会理事長を拝命いたしました. 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の関係から, 会員の皆さまに直接ご挨拶する機会もなく, はや数カ月が過ぎました. そこで, 学会誌の巻頭をお借りして, ひとことご挨拶申しあげます. ...
会員の皆さまにおかれましては, COVID-19により診療や学術・教育活動だけでなく. 日常生活にも計り知れない影響を受けられていることと思います. 今回の感染症により, これまでの常識が根底から覆り, 行動の変更を余儀なくされ, ポストコロナ時代に向けて人間生活そのものが激変しようとしています.
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非結核性抗酸菌症治療薬投与後に発症した潰瘍性大腸炎の1例
前田, 光德; 中村, 哲也; 平石, 秀幸 ...
Progress of Digestive Endoscopy,
12/2016, Letnik:
89, Številka:
1
Journal Article
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症例は53歳,男性.持続性咳嗽を認め,喀痰培養にてMycobacterium avium complexが検出されたため,肺非結核性抗酸菌症の診断にてrifampicin, ethambutol, ...
clarithromycinの投与を開始した.投与後1週間前後より下痢,腹痛を認め,薬剤中止後にも改善しないため入院加療となった.入院後,禁食,点滴管理を行ったが,1カ月以上経過しても症状の持続を認めた.腹部CTでは全結腸の浮腫状の肥厚,大腸内視鏡検査では血管透見像消失,びらん,潰瘍,易出血性,膿性分泌物付着等を認め,潰瘍性大腸炎(UC)が疑われた.しかし薬剤の関与も否定できないため,薬剤の再投与を行わず,アミノサリチル酸塩剤投与による治療を行った.投与後から症状が改善し,経過良好にて退院した.UCの診断基準として薬剤性腸炎の除外が必要である.自験例では,薬剤を契機に発症しており,またUC類似の薬剤性腸炎の報告もあるため,早期にUC治療の介入が難しかった.調べた限り同様な報告はなく,稀な症例と考え報告する.
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縦隔鏡下食道切除術における術中持続神経刺激モニタリングの使用経験
天野, さやか; 柴崎, 晋; 戸松, 真琴 ...
日本消化器外科学会雑誌,
2020/06/01, Letnik:
53, Številka:
6
Journal Article
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食道癌手術において,具体的にどの操作で反回神経損傷を起こしているかは明らかにされていない.今回,縦隔鏡下食道亜全摘術における反回神経損傷の早期同定と,直接的原因の特定を目的とした,術中持続神経刺激モニタリング(continuous intraoperative nerve ...
monitoring;以下,CIONMと略記)の使用経験を報告する.迷走神経本幹に持続電極を装着し,声帯収縮能をlatency,amplitudeの2項目で評価することで反回神経の機能をモニタリングした.左反回神経周囲の剥離操作時,左反回神経に緊張がかかり,一時的にamplitudeの低下を認めたが,操作を中止すると速やかに改善した.左右迷走神経ともにamplitudeの値の変化は基準値の50%以内の低下で操作を終了でき,術後は両側とも反回神経麻痺を認めなかった.CIONMは危険な操作をリアルタイムに感知,認識することで,不可逆的な反回神経損傷への移行を未然に防ぐことが可能となり,有用な方法であると考える.
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人を対象とする医学系研究に関する倫理指針について
中村哲也
THE KITAKANTO MEDICAL JOURNAL,
02/2016, Letnik:
66, Številka:
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Journal Article
Recenzirano
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消化器内視鏡とレーザー診断・治療−胃がんに対するPDDとPDTを中心に
中村, 哲也; 生沼, 健司; 増山, 仁徳
日本レーザー医学会誌,
05/2014, Letnik:
35, Številka:
1
Journal Article
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レーザーと電子内視鏡との相性について検討した結果,原色フィルターを用いた同時方式の高画素拡大電子内視鏡の一部を改良してPDDおよびPDTが可能な新しい内視鏡を開発した(XG-0001,富士フイルムメディカル).この内視鏡を用いて,胃がんに対するLaserphyrin® によるPDD ...
とPDTの臨床応用に成功した.今後,2種類の波長のレーザーを光源とする新世代の内視鏡システムをもとにして,PDDとPDTが可能な高画素拡大電子内視鏡が実用化されるものと期待される.
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SOX療法による術前補助化学療法を施行した高度リンパ節転移を伴う切除可能進行胃癌の検討
宇高, 徹総; 山本, 澄治; 中村, 哲也 ...
日本外科系連合学会誌,
2020, Letnik:
45, Številka:
2
Journal Article
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高度リンパ節転移を伴う進行胃癌に対する術前補助化学療法(neoadjuvant chemotherapy,以下NAC)は有効な治療法の一つである.対象は2015年より2019年までに当院で経験した術前にS-1,オキサリプラチン併用療法(SOX療法)を施行した高度リンパ節転移を伴う切除可能cStage Ⅲ進行胃癌の8例である.結果は,SOX療法施行後のRECIST ...
version1.1基準による臨床的評価ではPRが6例,SDが2例でPDは認めなかった.病理組織学的病期はⅠBが3例,ⅡAが1例,ⅡBが2例,ⅢAが2例であり,downstagingになった症例は8例中7例(87.5%)であった.病理組織学的効果はGrade 1aが3例,Grade 1bが2例,Grade 2aが2例,Grade 2bが1例でGrade 3の症例はなかった.CTCAE基準によるNACの副作用はGrade 1の貧血,嘔気,末梢神経障害が1例ずつ,Grade 2の貧血が2例で,Grade 3以上の副作用は認めなかった.術式はD2郭清を伴う幽門側胃切術が3例,胃全摘術が5例であった.術後合併症は認められず,全例無再発生存中である.今後,SOX療法によるNACが高度リンパ節転移を伴う切除可能Stage Ⅲ進行胃癌に対して治療の選択肢の一つになる可能性があると思われた.
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オルガノイド, 小児外科分野における可能性
中村哲也
日本小児外科学会雑誌,
04/2021, Letnik:
57, Številka:
3
Journal Article
「I はじめに」このたび, 第57回日本小児外科学会学術集会 会長 山高篤行 先生のお計らいを頂き, 教育講演をさせていただく機会を得た. タイトルにある「オルガノイド」は, 近年の医科学研究において急速に普及しつつある技術である. 本技術の黎明期から関連研究に従事してきた私に与えられた課題は, 小児外科領域の基礎・臨床研究にオルガノイド技術をいかに応用できるかを, ...
わかり易くかつ興味をもってもらえるよう解説することと考えた. 自身が専門とする消化器系, 中でも特に腸組織の研究に関する話が中心となったが, 以下にその講演概要を記す. 「II 講演要旨」「1 オルガノイドとは」オルガノイド (organoid) は, 器官を表すオーガン (organ) に接尾語の「-oid」をつなげた単語であり, 「器官のようなもの」という意味をもつ. 言い換えるならば, 生体内器官に類似した構造と機能を保ちながら体外培養される細胞集団, となる.
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食道胃接合部癌術後に心タンポナーデを発症した1例
梅木, 祐介; 柴崎, 晋; 戸松, 真琴 ...
日本消化器外科学会雑誌,
2018/12/01, Letnik:
51, Številka:
12
Journal Article
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食道切除後に心タンポナーデを発症することは非常にまれである.今回,食道胃接合部癌根治術後に心タンポナーデを発症した1例を経験したので報告する.症例は64歳の女性で,健診にて異常を指摘され当院紹介となり,精査にて食道胃接合部腺癌(E=G,cStage ...
IA)と診断された.経裂孔的下部食道切除を伴う腹腔鏡下噴門側胃切除術,観音開き法による縦隔内食道残胃吻合を施行した.術中偶発症は認めなかった.術翌日の夕方より酸素飽和度の低下,低血圧,ならびに頻脈を来した.UCG,CTにて心囊液貯留を認め,心タンポナーデと診断した.直ちに心囊穿刺ドレナージを行い,約250 mlの淡血性排液がひけるとともに速やかにバイタルサインは改善した.その後の経過は良好で,術後20日目に退院となった.原因は特定できなかったが,術中の運針による心囊の微小損傷が心タンポナーデ発症要因の一つと考えられた.
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