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胸腔内に発生した骨外性 Ewing 肉腫の1例
中田, 晴雄; 末岡, 尚子; 青木, 洋介 ...
日本胸部疾患学会雑誌,
1993/07/25, Letnik:
31, Številka:
7
Journal Article
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22歳の女性で, 喘鳴と呼吸困難および胸部X線写真で右上中肺野を占拠する巨大腫瘤陰影のため, 当科に入院した. 経皮的肺生検と腫瘍摘出術を受けたが, 腫瘍の壊死性変化が強く, 病理学的診断にいたらなかった. その後, 肺内に転移によると思われる多発性の結節影が出現し, 急速に増大した. 剖検所見によって, 骨外性 Ewing 肉腫と診断された. 骨外性 Ewing 肉腫は稀な疾患ではあるが, ...
若年者の胸壁や縦隔などから発生し, 急速に増大して胸腔内に巨大な腫瘤陰影を呈することがあるので, 注意を要すると思われた.
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気道熱傷における気管支鏡検査の有用性についての検討
末岡尚子; 中田晴雄; 青木洋介 ...
気管支学,
1993, Letnik:
15, Številka:
4
Journal Article
近年, 熱傷患者に対して気管支鏡検査を積極的に施行する事により受傷早期からの気道熱傷の診断が可能となっている. 我々は当院において経験した気道熱傷16人について検討したので報告する. 対象及び方法：1987年1月より1992年12月までの当院入院熱傷患者のうち, 気道熱傷と診断された16人を対象とした. 気管支鏡検査にて, 気道粘膜の発赤, 浮腫, びらん, 潰瘍, ...
煤がみられた症例を気道熱傷とした. 胸部X線所見と合わせて病型分類を行い, 受傷原因, 転帰との関連について検討した. 結果：気道熱傷患者16人中男性11人, 女性5人で, 平均年齢は49才だった. 受傷原因は火災7人, 焼身自殺企図5人, 爆発4人だった. 気管内挿管後状態の4人を除く12人全員に上気道型気道熱傷を認めた. 気管・気管支型は13人であり, 両方の所見がみられたのは10人だった. 肺野型は4人で, いずれも受傷後数時間から5日後までに肺水腫となった. 肺野型は全て死亡した. 考察：受傷原因の相違に拘ず, 全例上気道型気道熱傷がみられたが, 受傷早期より気道確保を行うことにより経過良好だった. 気管・気管支型は, 感染合併2例以外は順調に経過した. 肺野型は気管支鏡検査による早期診断が困難で, かつ予後不良である為, 受傷後数日間は厳重な経過観察が必要と思われる.
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60.
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