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生存権を護る活動指標の開発
岩本, 里織; 岡本, 玲子; 名原, 壽子 ...
日本公衆衛生看護学会誌,
2019, Letnik:
8, Številka:
1
Journal Article
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目的:エキスパート保健師による「生存権を護る活動」項目の内容妥当性を検証し,活動指標を作成することを目的とした.方法:対象は,全国から無作為抽出した保健所,市町村,看護系大学各100か所に勤務する主任以上の保健師および准教授・教授である.調査は郵送法による自記式質問紙調査を実施した.調査内容は,「生存権を護る活動」に関する活動項目(大項目11,小項目44で構成)の重要性を5段階で問うた.分析は,Lynnの内容妥当性の定量化の方法(Content Validity Index:CVI 0.78を妥当性の基準値とする)を参考とした.結果:分析対象数170(保健師154,教育者16)であった.CVI 0.78を下回ったのは,3小項目であった.考察:保健師の生存権を護る活動項目について,基準値を下回った3小項目を検討した結果,1小項目を削除し,大項目11,小項目43からなる活動指標を作成した.本指標は,保健師が,新たな健康被害・問題に気付いた時,活動推進のガイドとして活用可能である.
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3.
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乳幼児をもつ母親の防災意識の実態:防災セミナー受講前後の比較
上白川, 沙織; 多田, 美由貴; 岡久, 玲子 ...
The Journal of Nursing Investigation,
2023, Letnik:
21, Številka:
1
Journal Article
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本研究の目的は,防災セミナーを受講した乳幼児をもつ母親の防災意識と,受講前後での防災意識の変化を明らかにすることである.方法:A 県内で乳幼児をもつ母親を対象に複合災害に関するオンラインセミナーを開催し,セミナー前後でWeb ...
アンケート調査を実施した.調査内容は,基本属性,複合災害の知識と情報源,防災意識,災害への備えについて等である.分析方法は,各調査項目の記述統計,セミナー受講前後の防災意識については対応のあるt 検定を用いた.結果:分析対象者は27名である.複合災害について,あまり知らない,知らないと回答した者は9割を超え,知っている者は1割にも満たなかった.その情報源は,テレビ・ラジオが7割で最も多かった.防災意識については,セミナー受講後に尺度得点が有意に上昇(p <.001)し,因子毎の分析では,第1因子「被災状況に対する想像力」,第3因子「他者指向性」で防災意識が上昇し有意差を認めた(第1因子,第3因子:p <.001).災害への備えについては,セミナー受講後に全ての項目で新たに準備したいと思う準備物品が増加し,おもちゃや離乳食等,子どものための物も増加した.考察:本調査では,乳幼児をもつ母親の複合災害に関する知識不足や,子どものための災害への備えが十分ではない現状が明らかとなった.セミナー受講後に,防災意識や災害時の備えに対する認識が向上したことから,本セミナーが防災意識の向上に有効である可能性が示唆された.今後,母子とその家族を対象にした複合災害に関する普及啓発活動や,防災意識を防災行動へと繋げるための効果的なアプローチ方法の検証等,地域における継続した取り組みの必要性が示唆された.
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保健師が捉える乳幼児をもつ母親の育児に関するヘルスリテラシーの現状
多田, 美由貴; 岡久, 玲子; 松下, 恭子 ...
The Journal of Nursing Investigation,
2023, Letnik:
21, Številka:
1
Journal Article
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目的:保健師が乳幼児をもつ母親の育児に関するヘルスリテラシーの現状をどのように捉えているかを明らかにすることを目的とした.方法:A県の地域特性が異なる2市3町で働く母子保健業務経験年数3年以上の保健師5人を研究参加者とした.2018年3月~4月に半構成的面接調査を実施した.調査内容は,最近の母親の育児に関するヘルスリテラシーの現状をどのように捉えているか,それは子どもの健康にどのように結びついているか,育児情報を提供するにあたって上記のことを考慮して提供しているか等であり,質的帰納的に分析した.倫理的配慮として,研究参加者には,研究目的等を口頭および文書で説明し,同意書に署名を得た.本研究は,所属大学の倫理審査委員会の承認を得て実施した.結果:保健師が捉える乳幼児をもつ母親の育児に関するヘルスリテラシーの現状として,【身近な育児情報源へのアクセス】,【コミュニケーション不足による育児情報の不十分な理解】,【自己の価値観による育児情報の選択】,【子どもの状況よりもマニュアル優先】,【信頼できる育児情報の見極め】,【溢れる育児情報に翻弄される子育て】の6つのカテゴリ,16のサブカテゴリ,36のコードが抽出された.考察:保健師は,情報が溢れかえる中で育児をしている母親に対して,保健師等の専門職をはじめ信頼できる情報源から上手く情報を活用できるよう教育の必要性を感じていた.また,今後ますます情報化が進展し,新型コロナウイルスのように新たな感染症が出現してオンライン支援が主となってくる中,母親の育児に関するヘルスリテラシーを高める支援の重要性が示唆された.
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5.
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乳幼児をもつ母親の育児に関するヘルスリテラシーの明確化
多田, 美由貴; 岡久, 玲子; 岩本, 里織 ...
日本地域看護学会誌,
2021, Letnik:
24, Številka:
3
Journal Article
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目的:健康や医療に関する情報を入手,理解,評価,活用して健康に結びつくよりよい意思決定ができる力であるヘルスリテラシーが健康を決める力として注目されている.本研究では,乳幼児をもつ母親の育児に関するヘルスリテラシー(以下,育児リテラシー)を明確化することを目的とする.方法:A県の子育て支援施設を利用しており,育児リテラシーを発揮して育児ができていると推薦された乳幼児をもつ母親10人を研究参加者とした.半構成的面接調査を実施し,母親の育児リテラシーについて,質的帰納的に分析した.結果:乳幼児をもつ母親の育児リテラシーとして,【子育て情報にアンテナを張る】【複数の子育て情報源にアクセスする】【子育て情報を理解する】【子育て情報の信頼性を判断する】【自分や子どもに必要な子育て情報であるか判断する】【子育て情報を自分の子育てに取り入れる】の6つのカテゴリーが抽出された.考察:乳幼児をもつ母親の育児リテラシーの内容に特徴的な要素として【子育て情報にアンテナを張る】【自分や子どもに必要な子育て情報であるか判断する】の2カテゴリーが,ヘルスリテラシーに共通する要素として残り4カテゴリーが明確化された.保健師は,早期からの育児リテラシー教育とともに,育児相談等における環境づくりや根拠を基にしたアドバイス,また,母親に対するねぎらいの言葉をかける等の支援の必要性が示唆された.
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6.
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X線天文衛星「ひとみ」によるペルセウス座銀河団の重元素量測定とその解釈
山口, 弘悦; 松下, 恭子; 佐藤, 浩介 ...
日本物理学会講演概要集,
2017
Journal Article
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Fe, Mn, ...
Niなどの鉄族元素は、白色矮星の爆発的核融合による「Ia型超新星」を主要起源とする。したがってその組成は、過去に起こったIa型超新星の物理的性質を知る重要な手がかりとなる。「ひとみ」は打ち上げ直後に観測したペルセウス座銀河団からSXSの優れたスペクトルを取得した。分析の結果、鉄族元素の相対組成はいずれも太陽近傍の星の組成と一致することが初めて示された。講演ではその宇宙物理学的意義について解説する。
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7.
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X線天文衛星「ひとみ」によるペルセウス座銀河団の温度構造解析
中島, 真也; 松下, 恭子; 佐藤, 浩介 ...
日本物理学会講演概要集,
2017
Journal Article
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我々は「ひとみ」に搭載されたX線マイクロカロリメータでペルセウス座銀河団の中心部を観測し、銀河団高温ガスからのX線放射をこれまでの40倍のエネルギー分解能で分光することに成功した。CCD検出器では難しかったFeとNiの輝線を分離することで、それらの輝線強度から高温ガスの温度を正確に測定し、単純な1温度のガスでは放射が説明できないことがわかった。本講演では、解析の詳細と結果の解釈について解説する。
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8.
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X線天文衛星「ひとみ」によるペルセウス座銀河団中心部での共鳴散乱測定
佐藤, 浩介; 古川, 愛生; 佐々木, 亨 ...
日本物理学会講演概要集,
2017
Journal Article
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「ひとみ」搭載の軟X線分光器SXSは、輝線の微細構造をも分離できるため共鳴線とその他の輝線の強度比から共鳴散乱の効果をはじめて精度よく求めることが可能となった。観測されたペルセウス座銀河団中心部のHe様まで電離した鉄の共鳴線と禁制線の強度比は典型的な光学的に薄いプラズマモデルから予測される値よりも小さく、銀河団中心部での共鳴散乱を示唆している。本講演では、系統誤差も含めて銀河団中心部での共鳴散乱について議論する。
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9.
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X線天文衛星代替機の現状
田代, 信; 前島, 弘則; 戸田, 謙一 ...
日本物理学会講演概要集,
2018
Journal Article
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10.
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母親のヘルスリテラシーを測定している尺度と関連要因に関する文献検討
多田, 美由貴; 岩本, 里織; 岡久, 玲子 ...
The Journal of Nursing Investigation,
2019/03/31, Letnik:
16, Številka:
1-2
Journal Article
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抄 録 ...
目的:近年,健康や医療に関する情報を入手,理解,評価,活用して健康に結びつく意思決定ができる力であるヘルスリテラシーが健康を決める力として注目されている.本研究では,母親の育児に関するヘルスリテラシーを把握できる尺度の必要性を検討するため,国内外で母親のヘルスリテラシーを測定している尺度について,その特徴と関連する要因について明らかにすることにした.方法:2018年10月にPubMed,医学中央雑誌の2データベースを使用し,MeSH Termsを用いて1990年から2018年の母親のヘルスリテラシーに焦点をあてた文献を検索した.結果:16件の英語文献が抽出された.米国における研究が14件で最も多く,日本人を対象とした研究はなかった.多く用いられていた測定尺度は,母親を対象に開発された尺度ではなく,広く成人を対象に用いられている尺度であり,基本的な識字能力をみる機能的リテラシーを測定する尺度であった.母親のヘルスリテラシーの関連要因として,母親の年齢や教育,社会経済的状態など先行研究と同様の結果と子どもへの薬の投薬方法,子どもの睡眠状況や疾患の症状,重症度など子どもの健康に関連する特徴的な結果が得られた.考察:本研究の結果,母親のヘルスリテラシーを高めることの必要性が示唆された.しかし,母親のヘルスリテラシーを測定していた尺度は,元々それを測定するために開発されたものではなく,どのような対象でも汎用性がある尺度であった.そこで,一定の社会保障が確保され,識字率が高い日本の母親を対象とした信頼性と妥当性のあるヘルスリテラシー測定尺度の開発が必要である.また,今後は健康や医療に関する情報はもちろん,子どもとのつながりを重視した育児に焦点をあてた母親の育児に関するヘルスリテラシーを適切に把握できる尺度の開発が必要であると考える.
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