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  • 術前から地域へ
    田村, 茂行; 竹野, 淳; 谷口, 博一; 下川, 福子; 池上, 英文; 副島, 彰典; 山根, 一浩; 櫻井, 智美; 高木, 保子; 末岡, マキ子

    日本クリニカルパス学会誌, 06/2015, Letnik: 17, Številka: 2
    Journal Article

    「はじめに」 1990年代に導入されたクリニカルパス(以下, パス)の運用により医療の標準化, 医療の質の向上やチーム医療が推進されてきた. 一方, パスの導入により進められてきた院内完結型のチーム医療に変わり, 地域一体となったチーム医療が求められるようになり, 地域連携クリニカルパス(以下, 地域連携パス)が地域連携のためのツールとして整備されるようになった. がん診療においては2006年の「がん対策基本法」に基づき, 「がんを知り, がんと向き合い, がんに負けることのない社会」の実現を目指す「がん対策推進基本計画」が2007年に策定された. その中で取り組むべき施策のひとつとして, 「標準的治療や先進的な医療の提供, 術後の経過観察, 在宅医療の実施, クリティカルパスの作成及び集学的な臨床研究の実施などを通じて, 医療機能の分科・連携の推進」が掲げられた. そして個別目標として, 我が国において罹患率の高い5大がんについて, 地域連携パスを整備することが求められた.