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  • 浸潤能評価に基づく早期舌癌の頸部郭清方針に関する検討
    石田, 知也; 峯崎, 晃充; 嶋崎, 絵里子; 山内, 盛泰; 島津, 倫太郎; 倉富, 勇一郎

    頭頸部癌, 2021, Letnik: 47, Številka: 3
    Journal Article

    初回治療として切除手術を施行し経過観察した45例の早期舌癌(pT1, 2N0,UICC第7版)について,第8版によるpT再分類とYK分類による浸潤能評価を行い,後発頸部転移と生存率との関連を検討した。pT1/2/3(第8版)は17/20/8例で,YK-1, 2/3/4C, 4Dは10/18/17例であった。pT1/2/3の後発転移率,5年疾患特異的生存率はそれぞれ29/45/63%,88/85/63%で,YK-1, 2/3/4C, 4Dでは10/39/65%,100/100/53%であり,pT分類よりもYK分類の方がより強く予後に関連していた。低〜中等度浸潤性のYK-1-3型の腫瘍は後発転移後の頸部郭清で全例が制御されており,これらの腫瘍では経過観察の方針が妥当と思われた。YK-4C, 4Dの高度浸潤型では経過観察では予後は不良であり,切除後早期の頸部郭清追加などの治療強度の拡大が必要と思われた。