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  • 2.膵疾患における膵内分泌機能障害の評価と治療
    柳町, 幸; 佐藤, 江里; 丹藤, 雄介; 松本, 敦史; 松橋, 有紀; 大門, 眞; 中村, 光男

    膵臓, 08/2017, Letnik: 32, Številka: 4
    Journal Article

    膵疾患では膵内外分泌機能に障害をきたし,糖尿病と消化吸収障害がもたらされることが多い.この,膵疾患に起因して発症する糖尿病は「膵性糖尿病」と称される.膵性糖尿病の膵内分泌機能障害の治療に際しては,糖尿病の検査とインスリン分泌能検査を行う.インスリン分泌能検査には,Insulinogenic index(II),HOMA-β,血清CPR,24時間尿中CPR排泄量,CPR index(CPI),secretory unit of islet transplantation(SUIT),グルカゴン負荷試験などがある.インスリン依存状態の症例に対しては,インスリン治療が必要になる.膵性糖尿病のインスリン治療に際しては,十分な食事摂取の上,消化酵素補充療法を行った上で,低血糖のない安定した血糖コントロールが得られるように使用するインスリン製剤の種類や投与方法の調整を行うことが重要となる.