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  • 弁機能よりみた機械弁と生体弁
    笠置, 康; 和田, 寿郎; 横山, 正義; 長柄, 英男; 山口, 明満

    人工臓器, 1984, Letnik: 13, Številka: 1
    Journal Article

    著者らは機械弁(主に傾斜開放型ディスク弁)と生体弁(porcine xenograft)の弁機能上の比較検討を実験論よび臨床例に論いて施行した。in vitroにおける各種代用弁の比較では傾斜開放型ディスク弁とporcine xenograftの間には駆出抵抗, 逆流などに明らかな差異があることを知った。臨床例では弁置換症例のうち僧帽弁狭窄症に対する僧帽弁置換術単独施行症例のみの血行動態について両者の比較を行ったところ, 術前後の心係数, 肺動脈楔入圧, 肺動脈収縮期圧, 左室拡張末期容積, 駆出率の変化には有意の差異を認めなかった。術後の弁口面積はporcine xenograft 1.1cm2に対し傾斜開放型ディスク弁1.8cm2と傾斜開放型ディスク弁は大きい弁口面積を有した。再弁置換時にとり出したCarpentier-Edwards弁の弁機能の検索からは生体組織は均質なものとは言えず, 異種生体弁は変性をきたす為に適した代用弁と言うことはできない。