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  • 千葉県における糖尿病網膜症診療の実態調査―千葉県糖尿病...
    櫻井, 健一; 三村, 正裕; 高綱, 陽子; 栗林, 伸一; 江本, 直也; 小谷野, 肇; 藤田, 伸輔; 竹本, 稔; 海村, 孝子; 篠宮, 正樹; 橋本, 尚武; 千葉県糖尿病対策推進会議

    糖尿病, 2020/04/30, Letnik: 63, Številka: 4
    Journal Article

    千葉県における糖尿病網膜症の診療実態を調査した.総症例数は内科的な糖尿病診療を行っているかかりつけ医(以下,内科系担当医)受診例3619例,眼科受診例367例であった.内科系担当医受診中の患者では66.6 %が眼科に継続受診中であり,糖尿病専門医では70.9 %,糖尿病非専門医では56.5 %だった.眼科通院を中断もしくは未受診の症例では年齢が若く,罹病期間が短かった.多変量解析の結果,眼科継続受診と関連する因子として年齢,罹病期間,1型糖尿病があげられた.眼科通院中の患者では94.8 %が内科へ継続受診していた.眼科通院中の患者の77.4 %に網膜症を認め,40.9 %に汎網膜光凝固療法が施行されていた.5.7 %に硝子体手術の既往があった.本調査により,千葉県における現在の糖尿病網膜症診療の一端が明らかとなった.糖尿病網膜症の発症・進展予防のためには眼科受診状況をさらに改善させる必要がある.