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  • 宮崎, 哲史; 肴倉, 宏史; 水谷, 聡; 高橋, 克則; 木曽, 英滋; 平井, 直樹; 武田, 将英; 倉原, 義之介

    土木学会論文集B3(海洋開発), 2013, Letnik: 69, Številka: 2
    Journal Article

    鉄鋼スラグ製品の海域利用に際しては,表面から溶出するアルカリによるpHの変化を把握する必要がある.スラグ製品に関するpHの変化について,既往の研究では円筒容器などの閉じられた系における室内実験は実施されているが,流れがある開放された系での実験は実施されていない.そこで,本研究では,実海域の開放された系を想定した大規模な水槽実験を行い,5種類の鉄鋼スラグ製品からのアルカリ溶出について,pHを指標として,その空間分布の時間変化を調べた.その結果,粒度調整した製鋼スラグでは,その粒径によってアルカリ溶出特性に違いがあることが分かった.一方,鉄鋼スラグ水和固化体製人工石材およびカルシア改質土では,アルカリ溶出によるpHの変化は見られなかった.