E-viri
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飽田和博; 早坂真一; 藤野昇; 吉永健; 木山程荘; 坂本浩子; 岡本真一郎; 多森靖洋; 古瀬昭夫; 後藤倶子
気管支学, 11/1997, Letnik: 19, Številka: 7Journal Article
小児の誤嚥による気管支内異物の2症例に対し, ラリンゲルマスク使用全麻下に比較的安全に気管支鏡(P-20)で異物除去術を施行しえたので報告する. 症例1は1歳9ヵ月の女児. 本年1月14日, ピーナッツを食べた後むせ, その後咳, 喘鳴が続き, 1月16日当院小児科紹介. 右肺野の呼吸音聴取できず, 吸呼気時のchest X-Pにて右気管支内異物と診断した. 症例2は1歳10ヵ月の男児. 本年4月初め, お菓子を食べた後39℃台の発熱持続. 4月10日から近医にて加療軽快したが, 同24日再熱発したため25日当院小児科紹介入院. 左肺野の呼吸音減弱, 吸呼気時のchest X-Pにて左気管支内異物と診断し, 異物(ピーナッツ)を除去した.
