1.
2008年岩手・宮城内陸地震で発生した地すべりのすべり面の特徴と膨潤圧測定の有効性
大河原, 正文; 堀田, 良憲; 齊藤, 康明 ...
Ōyō chishitsu/Ouyou chishitsu,
2018/12/10, Volume:
59, Issue:
5
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地震時に発生した地すべりのすべり面判定においては,ボーリングコアの性状観察や動態観測による判定が困難な場合がある.そこで本研究では,新たなすべり面の判定手法として,コア試料を用いた炉乾燥法による膨潤圧試験を行い,得られたデータ特性からすべり面判定の有効性について検討した.試料は,2008年岩手・宮城内陸地震により岩手県内で発生した主な斜面災害現場のボーリングコアである.試験結果より,①炉乾燥法により測定した膨潤圧は,初期含水比の影響を受けずに土が本来有する膨潤能力を評価できる,②膨潤圧が上下深度と大きく異なり,急増する深度はすべり面の可能性がある,③炉乾燥法による膨潤圧データは,すべり面を判定する際の定量的な指標の一つとして利用できる可能性が見いだされ,本試験方法の有効性が示唆された.
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2.
近接場光を用いた高密度光ディスクシステムの開発
田中 博之; 堀田 正憲; 川野 英作
映像情報メディア学会技術報告,
2009, Volume:
33.33, Issue:
33
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The near-field optical disc system is a candidacy of next generation high capacity optical disc system. We developed a prototype of the near-field optical disc system, and obtained good physical ...
characteristics of read-out signal with 100GB ROM disc (single side/single layer).
次世代大容量光ディスクの候補の一つとして,近接場光を用いた光ディスクシステムが提案されている.我々は,この光ディスクシステムのプロトタイプを開発し、片面単層100GBのROMディスクにて良好な再生信号を得る事が出来た.
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3.
金・合金を用いた二重鋳造法における鋳造体の局所的変形と鋳造性に関する研究
金谷貢; 堀田憲康; 河野正司
日本補綴歯科学会雑誌,
1998, Volume:
42, Issue:
2
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「I. 緒言」顎口腔系において使用される装置のなかには, コーヌステレスコープなどのアタッチメントのように2つの鋳造体を組み合わせて使用するものがある1). このようなアタッチメントにおいては, 2つの鋳造体の適合性は重要であり, 従来よりも高精度の鋳造体が要求される2, 3). それゆえに厳密かつ精密な技工が求められ2-5), 熟練も必要である2, 6). 一方, ...
アタッチメントを早く低コストで患者に提供するという観点等からは, 簡便に高い精度が得られ, 熟練も必要としない製作方法が望ましい. このような要求から, 二重鋳造法7, 8)あるいはキャスト・オン・テクニック6, 9~11)と呼ばれる製作法が考案された. すなわち, 先に製作した鋳造体(以下, 一次鋳造体)の上にもう一方の鋳造体(以下, 二次鋳造体)のパターンを形成し, パターンを一次鋳造体ごと埋没して鋳造するものである6, 12). この方法の利点には, 二次鋳造体用パターンを一次鋳造体から取りはずさないのでパターンの変形や破損の危険性がない6, 7), 適合に優れる6, 7, 10, 13~15), あるいは適合調整が少なく熟練も要しない7, 10)などがあげられており, 発展が期待されている6, 8, 15, 16). しかし, この方法に関しての基礎的あるいは系統的な検証は十分とはいいがたい, 文献を縦覧すると非貴金属合金の二重鋳造に関するものが多く, そのなかでも製作法の紹介が大部分を占め6, 10~19), 基礎的, 系統的研究はいくつかみられるだけである9, 20~22). 貴金属合金に関しては金合金について, その製作例から二重鋳造が可能としている報告があるが7), 鋳造体の変形や鋳造性などの各種要因に対して検証を行った研究はみあたらない. そこで本研究では, 金合金を一次鋳造体に使用して規格化した形状で二重鋳造を行い, 鋳造体の局所的変形と二次鋳造体の鋳造性について検討した. 局所的変形に関しては肉眼観察を中心とした結果の一部を報告したが23~25), 本論文では分析項目を充実し, より詳細に検討, 考察した.
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4.
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5.
窒化物系セラミックスの歯科鋳造への応用
金谷, 貢; 野村, 修一; 石岡, 靖 ...
日本補綴歯科学会雑誌,
1990/12/01, Volume:
34, Issue:
6
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6.
浮上Al粒子の窒化反応によるAlNの合成
堀田, 憲康; 木村, 勇雄; 築野, 章人 ...
窯業協會誌,
1987/02/01, Volume:
95, Issue:
1098
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7.
Y2O3-Nb2O5系の固相反応
堀田, 憲康; 松下, 泰彦; 松尾, 重友
窯業協會誌,
1978/01/01, Volume:
86, Issue:
989
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相対密度の異なる2種のY2O3焼結体 (70%, 95%) とNb2O5焼結体とを重ね合わせて, 2種の拡散対とし, 1275-1350℃で加熱してY2O3-Nb2O5系固相反応を調べた. その境界面に生成する反応層を電子顕微鏡観察, X線マイクロアナライザー分析, X線回折及び熱膨張率測定することにより次のような結果を得た. ...
Y2O3層とNb2O5層の境界面においてY2O3・Nb2O5なる反応層が生成する。 これはY2O3中へのNb2O5の一方拡散に起因するものである. この拡散反応の活性化エネルギーは70% Y2O3で150kcal/mol, 95% Y2O3で200kcal/molとなった. また1350℃では反応層中に50-55mol%範囲での濃度勾配が認められた. 反応層とNb2O5層は, はく離したが, これは熱膨張率の差によることが判明した.
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8.
Nb2O5とAl2O3-CaO系化合物の固相反応
堀田, 憲康; 斉藤, 夏風; 松尾, 重友 ...
窯業協會誌,
1983, Volume:
91, Issue:
1058
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Nb2O5焼結体と5種類のAl2O3-CaO系化合物 (3CaO・Al2O3, 12CaO・7Al2O3, CaO・Al2O3, CaO・2Al2O3, CaO・6Al2O3) 焼結体を重ね合わせて拡散対とし, 大気中, 1225-1300℃で加熱した. 生成する反応層をX線マイクロアナライザー分析及びX線回折により測定し, Nb2O5とAl2O3-CaO系化合物との固相反応を調べた. ...
Nb2O5と3CaO・Al2O3, 12CaO・7Al2O3及びCaO・Al2O3との反応においては, これらAl2O3-CaO系化合物中のCaO成分がNb2O5中へ一方拡散し, 3種類のNb2O5-CaO系化合物 (CaO・Nb2O5, 2CaO・Nb2O5, 3CaO・Nb2O5) が生成した. また, CaO・2Al2O3及びCaO・6Al2O3との反応においては, これらAl2O3-CaO系化合物へのNb2O5の一方拡散が優位であり, CaO・Nb2O5, 2CaO・Nb2O5及びAl2O3・Nb2O5が生成した. 反応層内に生成したCaO・Nb2O5は柱状及び板状, 2CaO・Nb2O5は板状, Al2O3・Nb2O5は2-3μmの球状の微粒子として存在していた. 反応層の生成速度はx2=2Dt式に従い, 3CaO・Al2O3, 12CaO・7Al2O3及びCaO・Al2O3よりもCaO・2Al2O3及びCaO・6Al2O3を用いた拡散対の方が大であった.
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9.
Nb2O5とAl2O3-Y2O3系化合物の固相反応
堀田, 憲康; 斉藤, 夏風; 松尾, 重友 ...
窯業協會誌,
11/1982, Volume:
90, Issue:
1047
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Nb2O5焼結体と3種類のAl2O3-Y2O3系化合物 (5Al2O3・3Y2O3, Al2O3・Y2O3, Al2O3・2Y2O3) 焼結体を重ね合わせて拡散対とし, 大気中, 1250°-1325℃で加熱した. 生成する反応層をX線マイクロアナライザー分析及びX線回折により測定し, Nb2O5とAl2O3-Y2O3系化合物との固相反応を調べた. ...
Nb2O5のAl2O3-Y2O3系化合物への一方拡散により, Al2O3・Nb2O5及びY2O3・Nb2O5が生成した. 反応層内に生成したAl2O3・Nb2O5は長球形, Y2O3・Nb2O5は球形の形状をしており, 各々の粒子は集合体として偏在していた. 反応後, 冷却に際してNb2O5層と反応層の熱膨脹率の差により, それらの界面ではく離が起こった. 反応層の厚化速度はx2=2DNbt式に従い, 見掛けの活性化エネルギーは90-95kcall/molであった.
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10.
Nb2O5-CaO系の固相反応
堀田, 憲康; 長谷川, 実; 前田, 博之 ...
窯業協會誌,
1981/01/01, Volume:
89, Issue:
1025
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Nb2O5焼結体とCaO焼結体とを重ね合わせて拡散対とし, Arガスふん囲気中1150°-1300℃で加熱してNb2O5-CaO系固相反応を調べた. 生成する反応層を電子顕微鏡観察, X線マイクロアナライザー分析, X線回折及び熱膨張測定し, 次のような結果を得た. Nb2O5層とCaO層の境界面において, 1150℃と1200℃の温度でCaO・Nb2O5, 2CaO・Nb2O5, ...
立方晶3CaO・Nb2O5と斜方晶系化合物2相共存する層, 計3種類の反応層が生成し, 1250℃と1300℃の温度でCaO・Nb2O5, 2CaO・Nb2O5, 立方晶3CaO・Nb2O5, 立方晶3CaO・Nb2O5と斜方晶系化合物2相共存する層, 計4種類の反応層が生成した. これらはNb2O5中へのCaOの一方拡散により生じた. 生成した反応層の幅の大きさは, 2相共存層>3CaO・Nb2O5>2CaO・Nb2O5>CaO・Nb2O5, の順であった. この斜方晶系化合物は4CaO・Nb2O5よりもCaO成分が多い組成を有していると考えられた. また1150°-1300℃の温度ではこの斜方晶系化合物よりもCaO成分の多い化合物は存在しなかった.
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