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出血性ショックを契機に発見され腹腔鏡下幽門側胃切除術を施行した神経線維腫症1型に合併した胃GISTの1例
土屋, 博; 安福, 至; 奥村, 直樹 ...
日本外科系連合学会誌,
2022, Volume:
47, Issue:
4
Journal Article
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症例は41歳,女性.神経線維症1型(NF1)にて当院整形外科通院中であった.定期受診時に外来でショック状態となり,採血でHb:5.8g/dlと著明な貧血を認めた.消化管出血を疑い上部消化管内視鏡検査を施行したところ,幽門輪から前底部の前壁に出血を伴う潰瘍を認めた.また,潰瘍周囲の粘膜は隆起しており粘膜下腫瘍と考えられた.輸血により全身状態が安定したことから待機的な腹腔鏡手術の方針とし,腫瘍の局在から術後通過障害を避けるため幽門側胃切除術を施行した.免疫組織化学染色にてCD34陽性の紡錘形細胞を認めGISTと診断した.NF1に合併する胃GISTは稀であり出血性ショックを呈していたが全身状態改善後に腹腔鏡下胃切除術が適応できた症例を経験したため文献的考察を踏まえて報告する.
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妊娠中に発見された4型進行胃癌の1例
後藤, 亜也奈; 棚橋, 利行; 安福, 至 ...
日本外科系連合学会誌,
2020, Volume:
45, Issue:
6
Journal Article
Open access
症例は32歳女性,妊娠25週に血性嘔吐を契機に近医受診.精査にてbulkyなリンパ節転移を伴う局所進行胃癌と診断され,加療目的に当院受診.妊娠週数や化学療法が胎児に及ぼす影響を考慮し,可能な限り胎内での発育を確保したく,S-1/DTX療法後に分娩の方針とした.2コース施行後の妊娠35週に2,374gの女児を経腟分娩した.計5コース施行後のCTにて原発巣およびリンパ節の縮小を認め,出産から11週後に胃全摘術(D2+No.10),脾臓摘出術,Roux-en Y法再建を施行した.ypT3N1M0,Stage ⅡB,組織学的化学療法効果はGrade 2であり,現在術後補助化学療法施行中である.妊娠中の胃癌合併は極めて稀で,予後不良である.また妊娠中の化学療法は,妊娠週数や胎児・母体への影響を考慮する必要がある.今回われわれは妊娠中に安全に化学療法を施行した1例を経験し,文献的考察をふまえ報告する.
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広範な漿膜下リンパ管侵襲を呈し追加切除を要した小型0-IIc型上行結腸癌の1例
野中, 健一; 浅井, 竜一; 安福, 至 ...
日本消化器外科学会雑誌,
2013, Volume:
46, Issue:
10
Journal Article
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症例は70歳の男性で職場の検診で下部消化管内視鏡検査を施行し上行結腸バウヒン弁対側に大きさ15×8 mm,肉眼型0-IIc型の病変を認めた.当院での下部消化管内視鏡検査で腫瘍陥凹部にVIおよびVN pit patternを認め,超音波内視鏡検査では第4層の途絶を認めた.CTを施行したところNo. ...
202リンパ節に転移を疑わせる腫大を認めた.腹腔鏡下回盲部切除および3群リンパ節郭清を施行したが,術後の病理組織学的検索にて口側断端近くの漿膜下リンパ管浸潤を認めたため,追加切除を施行した.切除腸管に腫瘍細胞の残存は認めなかった.腫瘍が小型であっても0-IIc型の大腸癌はde novo発癌であることが多く脈管侵襲を来しやすい.また,本症例は術前CTで中間リンパ節に転移が疑われており,リンパ管への浸潤傾向が強かったことが考えられる.このような症例は回腸も腫瘍から十分な距離を離して切離すべきであると考えられた.
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EWS1-7. 食べれる再建方法の模索
田中善宏; 佐藤悠太; 末次智成 ...
General Thoracic and Cardiovascular Surgery,
2021, Volume:
69, Issue:
suppl
Journal Article
Peer reviewed
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