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晩抽性のハクサイ品種「いとさい1号」の育成
北本, 尚子; 西川, 和裕; 豊田, 春喜 ...
育種学研究,
12/2023, Volume:
25, Issue:
2
Journal Article
Peer reviewed
Open access
ハクサイF1品種「いとさい1号」は,市販F1品種「タイニーシュシュ」の両親を反復親に,「つけな中間母本農2号」由来のハクサイ系統を一回親にして育成した晩抽性品種である.「つけな中間母本農2号」は,春化経路上の開花抑制遺伝子であるBrFLC2とBrFLC3に変異があり,その結果低温に遭遇しても花成が誘導されにくくなっている.この「つけな中間母本農2号」が持つ晩抽性のBrFLC遺伝子をDNAマーカー選抜することにより,効率的に晩抽性品種を育成することができた.岩手県において低温遭遇量の多い春播き栽培試験を行ったところ,「いとさい1号」は晩抽性が高い既存のF1品種を上回る晩抽性を示した.晩抽性以外の形質は,葉面の毛がない等「タイニーシュシュ」とほぼ同じで,生食も可能であった.抽だいに必要な低温処理日数を調査したところ,「タイニーシュシュ」,「春の祭典」は10~20日間の低温処理によって抽だいしたが,「いとさい1号」では40日間以上の低温処理が必要であり,高い低温要求性を示した.既存品種を用いた春播き作型では,低温遭遇による抽だいを回避するために暖房や被覆資材が必須であったが,「いとさい1号」によってそれらを用いない低コスト春播き栽培が可能になると考えられたため,品種登録出願を行った.
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急性大動脈解離に合併する脳梗塞診療指針の提案
古賀, 政利; 井口, 保之; 尾原, 知行 ...
脳卒中,
2018, Volume:
40, Issue:
6
Journal Article
Open access
Stanford A 型急性大動脈解離は緊急手術を要する疾患である.脳梗塞を合併すると意識障害や失語症などのために胸痛・背部痛の訴えがない場合が多く「不適切なrt-PA 静注療法による致死的経過」と「適切な外科的治療の遅れ」が問題となる.脳卒中疑い対応時に救急隊と初療医は常に大動脈解離の疑いをもつ必要がある.初療医は胸痛・背部痛の訴えがない場合でも血圧左右差やXp ...
上の上縦隔拡大から大動脈解離を疑う場合にはすぐに造影CT 検査で評価する.意識障害や失語症などにより胸痛・背部痛を確認できない場合や,緊急時に神経症候変動がある場合など大動脈解離を否定できない場合には必ず総頸動脈の評価を行う.頭頸部動脈を含めた頭部画像評価が望ましい.可能な施設はD-dimer を測定する.これらの結果から大動脈解離を疑う場合にもすぐに造影CT 検査を行う.大動脈解離が判明したらすぐに専門診療科に相談して治療方針を決定する.
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原発性肝細胞癌患者にみられた嘔気に対し, 低用量ミルタザピンが著効した1例
柴原, 弘明; 村瀬, 陽介; 植松, 夏子 ...
日本農村医学会雑誌,
2011, Volume:
60, Issue:
2
Journal Article
Open access
症例は80歳台男性。原発性肝細胞癌で在宅療養中であった。嘔気と食思不振がみられたが,血液検査では高カルシウム血症はなく,頭部CT・MRIでは明らかな脳転移は認めず,腹部CTではがん性腹膜炎による消化管閉塞や腸管拡張像はみられなかった。入院後に行なった上部消化管内視鏡検査でも器質的異常はみられなかったため,薬物療法としてミルタザピンを3.75mg/日の低用量で開始した。投与開始翌日より食事摂取量は増加し,嘔気や食思不振は全くみられなくなり退院となった。原因が同定されないがん患者の嘔気に対して,低用量ミルタザピンは有効な治療薬の選択肢のひとつであると考えられる。
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晩抽性のハクサイ品種「いとさい1号」の育成
北本, 尚子; 西川, 和裕; 豊田, 春喜 ...
育種学研究,
2023
Journal Article
Peer reviewed
Open access
ハクサイF1品種「いとさい1号」は,市販F1品種「タイニーシュシュ」の両親を反復親に,「つけな中間母本農2号」由来のハクサイ系統を一回親にして育成した晩抽性品種である.「つけな中間母本農2号」は,春化経路上の開花抑制遺伝子であるBrFLC2とBrFLC3に変異があり,その結果低温に遭遇しても花成が誘導されにくくなっている.この「つけな中間母本農2号」が持つ晩抽性のBrFLC遺伝子をDNAマーカー選抜することにより,効率的に晩抽性品種を育成することができた.岩手県において低温遭遇量の多い春播き栽培試験を行ったところ,「いとさい1号」は晩抽性が高い既存のF1品種を上回る晩抽性を示した.晩抽性以外の形質は,葉面の毛がない等「タイニーシュシュ」とほぼ同じで,生食も可能であった.抽だいに必要な低温処理日数を調査したところ,「タイニーシュシュ」,「春の祭典」は10~20日間の低温処理によって抽だいしたが,「いとさい1号」では40日間以上の低温処理が必要であり,高い低温要求性を示した.既存品種を用いた春播き作型では,低温遭遇による抽だいを回避するために暖房や被覆資材が必須であったが,「いとさい1号」によってそれらを用いない低コスト春播き栽培が可能になると考えられたため,品種登録出願を行った.
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