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  • 慢性期めまい平衡障害患者における転倒リスクの評価
    荻原, 啓文; 加茂, 智彦; 田中, 亮造; 加藤, 巧; 遠藤, まゆみ; 角田, 玲子; 伏木, 宏彰

    Equilibrium Research, 2020/08/31, Volume: 79, Issue: 4
    Journal Article

    「緒言」めまい・ふらつきは, 若年者から高齢者まで幅広い年齢層で自覚する症状である. とくに高齢者では, 頻繁にみられる愁訴の一つであり約3割が日常生活に支障をきたすようなめまいやふらつきを自覚すると報告されている. めまい平衡機能低下により日常生活における様々な行動は制限され, 高齢者の生活の質は著しく低下する. 前庭障害の有病率は加齢と共に増加し, めまい症状を有する前庭障害患者の転倒リスクは有意に増大し, QOL悪化の要因となる. 本研究では, めまい平衡障害患者の転倒リスクを質問紙や種々の歩行検査から評価した. 各検査間の関連性および一致性を調べ臨床実地における転倒リスクの評価法について考察した.