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  • DEAとInverted DEAを用いた経営効率分析方...
    浮田, 昌宏; 柳川, 佳也; 宮崎, 茂次

    日本経営工学会論文誌, 2009, Volume: 60, Issue: 3
    Journal Article

    DEA(Data Envelopment Analysis)は事業体の相対的な効率性を比率尺度に基づいて計算し,算出する手法である.DEAは世界の各地で広く用いられ,さまざまなモデルが存在する.本研究ではDEAおよびDEAの一つのモデルであるIDEA(Inverted Data Envelopment Analysis)を用いた経営分析手法を扱う.この手法は評価対象を効率性・非効率性の両面から分析することができるが,相反する評価を下す領域が一点で接するなど問題点がある.この手法を改善し,よりよい経営分析手法を提案することが本研究の目的である.実際の数値を用いて数値実験を行い,元手法と提案する手法を評価・比較する.実験を行った結果,一般的な社会の実情にあった経営分析方法を提案することが確認できた.問題点として,効率・非効率の両面から評価するため,一元的に評価できないという点が残っている.しかし,提案法は効率の良し悪しを判断するには問題がなく,またパラメータを変更することで評価者の主観に副った判断もできる経営分析方法になる.