1.
腎移植後13年目に急速に進行した子宮癌肉腫の一例
松村, かおり; 丸井, 祐二; 相田, 紘一朗 ...
移植,
2020, 20200000, Letnik:
55, Številka:
4
Journal Article
Recenzirano
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「I. はじめに」腎移植後は免疫抑制剤を使用するため, 悪性腫瘍の発症が, 一般的な発生率と比し数倍増加すると報告されている. 腎移植後に発症する悪性腫瘍として, 本邦では腎癌が最多で, 胃癌, 悪性リンパ腫の順に多いとされ, 海外では腎尿路系や皮膚, 外性器癌, および非ホジキンリンパ腫の発生が多いとされる. 今回われわれは, 腎移植後に乳癌を発症し, ...
慎重な経過観察を行っていたにもかかわらず, 腎移植後13年目, 乳癌発症5年目に急速な進行をきたし, 早期診断が困難であった子宮癌肉腫の1例を経験した. 腎移植患者における子宮癌肉腫の発症はきわめて稀であり, 文献的考察を加えて報告する. 「II. 症例」症例 : 50歳代女性 主訴 : 腰痛, 発熱, 無尿 家族歴 : 乳癌 (母, 叔母) 既往歴 : 16年前右乳癌 (T1N0M0) に対する右乳房部分切除術, および術後放射線接線照射 (50Gy), 慢性腎不全により13年前生体腎移植 (現病歴参照), 5年前左乳癌 (T1N0M0) に対する左乳房部分切除術および放射線接線照射 (50Gy) (HER2 : 2+, BRCA1/2遺伝子未検), 2年前左乳癌皮膚再発に対しTegaful投与, 3年前から不正性器出血を伴う子宮筋腫 (子宮頸がん検診で陰性, 子宮内膜細胞診でClass III, Cellular atypia), 9か月前左乳癌局所再発に対する局所切除およびCapecitabine投与施行.
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2.
当院における悪性腫瘍既往を有する腎移植患者の予後調査
友清, 桜子; 篠田, 和伸; 櫻井, 裕子 ...
移植,
2023, Letnik:
58, Številka:
Supplement
Journal Article
Recenzirano
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【目的】今回我々は、悪性腫瘍の既往がある腎移植患者の予後調査を行った。【方法】1998年から2023年までに当院で腎移植を行った271例中、悪性腫瘍の既往がある11例について、後方視的検討を行った。結果は中央値(範囲)で示す。【結果】症例は、男女比6 : 5、年齢は50歳(23~73歳)であった。癌種は甲状腺乳頭癌4例(Stage I 3例、Stage II 1例)、大腸癌3例(Stage I ...
2例、Stage III 1例)、腎細胞癌3例(全例Stage I)、前立腺癌1例(Stage B)、骨肉腫1例(Stage II)で、全例で根治術が施行され、骨肉腫症例は化学療法が施行されていた。ガイドラインに準拠し、移植までの経過観察期間は、21ヶ月(0~135ヶ月)、移植後からの経過観察期間は29.5ヶ月(3~146ヶ月)であった。8例はStage Iで、全例再発を認めなかった。甲状腺乳頭癌Stage IIの症例は、移植後5年で再発を認めた。 新規悪性腫瘍は、前立腺癌と大腸癌Stage Iの既往を有する2例で発症し、膵体部癌と乳癌であった。癌関連死は膵体部癌の1例であった。 【結論】Stage II以上の症例に対しては、移植前のみならず移植後も注意深い経過観察が必要だと思われた。また、早期癌の既往であっても、移植後に新規悪性腫瘍を発症することもあるため、悪性腫瘍スクリーニング検査を継続して実施することが非常に重要である。
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3.
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4.
バナジル—ハロゲン置換ピコリン酸錯体のインスリン様作用
田山, 小次郎; 安達, 祐介; 安井, 裕之 ...
BIOMEDICAL RESEARCH ON TRACE ELEMENTS,
2005, Letnik:
16, Številka:
4
Journal Article
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2002年の調査によるとわが国では糖尿病の可能性を否定できない人が約1,620万人に達したと報告されている1. インスリン注射や合成薬剤を超える新しい薬剤の創生が求められる中, 原子番号23の遷移金属であるバナジウムに血糖降下作用が見出され, 新しい経口糖尿病治療薬として期待されている. バナジウムは様々な酸化数を取ることができるが, ...
毒性が低く生体中で安定に存在し血糖降下活性を示す4価バナジウムのバナジルが有用であると判断されている2-4. 著者らは現在までにバナジルとトリプトファン代謝物であるピコリン酸との錯体において高いインスリン様作用を持つことを明らかにしている5. さらに, ピコリン酸の5位に電子吸引性基であるハロゲン基を導入することによりin vitroにおいて高いインスリン様作用を持つことを明らかにしてきた6, 7. 本研究では, ピコリン酸の4, 5, 6位にハロゲン原子を導入した配位子を用いてバナジル錯体を合成し, in vitroインスリン様作用およびin vivo血糖降下作用を検討することとした.
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5.
ビジュアル・リテラシー・カリキュラムの開発 (4) ―3D-CAD/CGを導入した図形科学本格教育初年度 (2007年度) の結果
鈴木, 賢次郎; 柏原, 賢二; 加藤, 道夫 ...
図学研究,
2008, Letnik:
42, Številka:
Supplement1
Journal Article
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東京大学における図学教育においては, 従来の図法幾何学教育に加えて, 市販3D-CAD/CGを導入した教育を実施することにした.3D-CAD/CG導入の第一の目的は, これらの図形処理ソフトの体験教育にあるが, 説明用例題や演習課題として幾何学的問題を扱うことにより, たんにその操作法を習得させるだけでなく, ...
3D-CAD/CGを通して“投影とものづくりの幾何学”について教えることを目的としている.本報では, この授業の概要, および, 本格教育実施初年度の結果について報告する.
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6.
ビジュアル・リテラシー・コースウェアの開発 (3)
鈴木, 賢次郎; 深野, 暁雄; 横山, ゆりか ...
図学研究,
2006, Letnik:
40, Številka:
Supplement1
Journal Article
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東京大学教養学部における図形科学カリキュラムは図形科学講義および図形科学実習からなっており, 現在, 前者では手描きを基にした図法幾何学が, 後者では手描きの製図とCGプログラミングが教えられている.2007年度から, 後者を市販3D-CAD/CGソフトを利用した演習付き講義に改定する予定である.3D-CAD/CG導入の第一の目的は, これらの図形処理ソフトの体験教育にあるが, ...
演習課題として図法幾何学的課題を導入することにより, 図法幾何学との相互補完的な教育を目指している.本報では, 2005年度に実施した試行教育の分析結果について報告する.
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7.
図 (形科) 学についての学生による授業評価
鈴木, 賢次郎; 横山, ゆりか; 金子, 知適 ...
図学研究,
2004, Letnik:
38, Številka:
Supplement1
Journal Article
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東京大学教養学部においては, 平成13年度から, 前期課程教育のすべての科目において学生による授業評価アンケートを実施している. 本報では, 図形科学に対する学生の授業評価結果を他科目と比較するとともに, 教師ごとの違い, 授業難度等と総合評価の関係について分析した. また, 教養学部情報・図形科学部会では, 他部会に先立ち, 平成5年度より学生による授業評価アンケートを実施してきたが, ...
平成5年度からの経年変化についても分析した. 主要な分析結果は以下のとおりである. 1) 図形科学に対する学生の授業評価結果は, 他の理科系基礎科目 (物理, 化学, 生物) と同程度であり, 数学に比べてやや高い. 2) 図形科学は複数の教師により講義されているが, 学生による授業評価結果には教師間にかなりの差がある. 3) 「難渡」, 「説明のわかりやすさ」, 「興味の湧きやすさ」と「 (授業の) 総合評価」の間には強い相関がある (相関係数は, それぞれ, -0.55, 0.94, 0.93) .また, 「総合評価」と受験率の問には強い相関がある (相関係数~0.73) . 4) 学生による授業評価結果を教師個人に戻すだけでは授業改善に結びつきにくく, 部会会議等での議論することが必要である.
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8.
学生による授業評価に基づいた図形科学講義の分析
鈴木, 賢次郎; 横山, ゆりか; 金子, 知適 ...
図学研究,
2004, Letnik:
38, Številka:
3
Journal Article
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東京大学教養学部における図形科学講義について学生による授業評価結果に基づいて分析を行った.主要な分析結果は以下のとおりである.1) 図形科学に対する学生の授業評価は, 他の理科系基礎科目 (物理, 化学, 生物) と同程度であり, 数学に比べてやや高い.2) 図形科学は複数の教師により講義されているが, 学生による授業評価結果には教師間にかなりの差がある.3) 「難度」, ...
「説明のわかりやすさ」, 「興味の持ちやすさ」と「総合評価」の間には強い相関がある (相関係数は, それぞれ, -0.55, 0.94, 0.93) .また, 「総合評価」と履修率の間には強い相関がある (相関係数: 0.73) .4) 学生による授業評価結果を教師個人に戻すだけでは授業改善に結びつきにくく, 部会会議等で議論することが必要である.
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9.
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10.
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