Rezultati iskanja

日本サッカー協会では、小学校の教師が誰でも容易に行うことができるゲームを大切にしたプログラムを「サッカー指導の教科書」で提案している。本研究では、小学校4年生を対象にゴール型ゲームとしてミニサッカーを教材とした7単位時間の単元を実践し、その成果を検証した。単元は、低学年のキックやドリブルを踏まえて、中学年からはパスやシュートをテーマとして構成している。授業の中心となるメインゲームでは、32名の児童を4チームに分けてフィールダー3名、キーパー1名が対戦し、得点者がキーパーになって役割を交代する。待機する兄姉チームは各ラインで壁役となるようにした。ゲーム時間は6分間、コートの大きさは20m×15m、ゴールは縦2m×横5mである。シュートスキルでは、ゴールを確認するようになり、適切なキックが身についた児童が増加した。ゲームのパフォーマンスでは、空いている場所を見つけて走り込むように指示し、フリーの状態の見方にパスしてシュートに結びつけるといったような協力したプレイも出現するようになり、仲間と協力をするという組織的な行動の重要性に対する理解を深めることができたと考えられる。

日本サッカー協会（以下JFA）では、小学校体育の教材として教師が負担なくサッカーを活用できるように「サッカー指導の教科書」においてゲームを大切にしたプログラムを提案している。本研究では、JFAの提案する小学校３年生を対象としたゴール型ミニサッカー単元（ゲーム領域）を８単位時間で実践し、その成果を検証した。単元は、３対３のゲームを中心に、１年生でのキックや２年生でのドリブルを発展させて、「パスをしよう」をテーマとして構成されている。各単位時間の最後に実施するメインゲームでは、32名の児童を４チームに分けてフィールダー３名、キーパー１名で構成し、得点者がキーパーになって役割を交代するように設定し、待機する兄姉チームは各ラインで壁役となるようにした。コートの大きさは20m×15m、ゴールは縦２m×横５mである。パススキルの向上を確認するテストでは単元の前後で有意に記録が向上した。ゲームパフォーマンスでは、集団から避けてボールを運ぶ動きが発生し、ドリブルの過程で味方がいい位置にいるときには、パスを試みる児童が見られるようになった。詳細な結果と考察は、当日報告する。