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回答所要時間から見たElaborate Item Count法の回答特性
土屋, 隆裕; 平井, 洋子
行動計量学,
2017, Letnik:
44, Številka:
2
Journal Article
Recenzirano
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「1. はじめに」「1. 1. Item Count法における過少回答傾向」人々に質問を投げかけ, その回答を利用して社会の実態を捉えようとする社会調査では, 対象者からできる限りありのままの回答を引き出すことが重要である. しかし質問内容が私的なことがらや犯罪経験の有無などの場合には, 調べたいことがらを直接尋ねても, 人によっては率直な回答をしにくい. ときには回答を拒否されたり, ...
社会的に望ましい方向へ回答を歪められたりしてしまうことは容易に想像がつく. Item Count法 (以下, IC法) は, そのような社会的望ましさの影響を受けやすいことがらを調査するために考案された間接質問法の一手法であり, Unmatched Count法 (Dalton et al., 1994; 1997) あるいはList法 (Sniderman and Grob, 1996) などとも呼ばれる.
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日本における青年期用対象関係尺度の開発
井梅, 由美子; 平井, 洋子; 青木, 紀久代 ...
パーソナリティ研究,
2006, Letnik:
14, Številka:
2
Journal Article
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本研究では,青年期における対象関係を評価する尺度を作成した.分析1では,単純構造の尺度を目指して,各尺度の内容が重複しないよう測定内容の整理を行い,5つの測定内容を設定した.因子分析の結果 (N=566),「(1) 親和不全」「(2) 希薄な対人関係」「(3) 自己中心的な他者操作」「(4) 一体性の過剰希求」「(5) ...
見捨てられ不安」の5因子で単純構造を示す尺度構成が確認された.分析2-1では,異なるサンプル (N=1041) を用いて交差妥当性を確認した.その結果,分析1とほぼ同様の因子構成が見られ,5つの測定領域を設定することの交差妥当性が示された.分析2-2では,性差・年齢差の検討を行い,予想された箇所で予想された方向に性差と年齢差が得られた.分析2-3では,NEO-FFI (NEO Five Factor Inventory) を用いてパーソナリティ特性との関連を検討し,概ね仮説を支持する内容の相関が見られた.これらの結果から,作成された尺度の構成概念妥当性が確認された.
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4.
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円環モデルによる対人関係上の問題の構造把握
白砂, 佐和子; 平井, 洋子
パーソナリティ研究,
03/2005, Letnik:
13, Številka:
2
Journal Article
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対人問題インベントリーは,個人が対人関係で抱える問題を8つの方向から直接的に測定する尺度である.研究1ではその日本語版を作成し,単純尺度得点の信頼性係数と尺度間相関,個人内相対得点の信頼性係数と円環モデルへのあてはまりを検討した.その結果1つの下位尺度を除いて原版とほぼ同等の信頼性が得られ,円環モデルのあてはまりでも,少なくとも順序的には円環上に配置できることが確認された.研究2では個別面接を行い,IIPの得点が対人的な問題をどのように記述するのかを検討した.その結果,断片的にしか自覚されず,従って面接でも語られにくい問題点や相手に与える対人的な印象が,この尺度で捉えられることがわかった.特に個人内相対得点による円環グラフは,対人的な特徴がイメージとして描写され,個人理解の際に多面的な切り口をもたらすことが示唆された.今後の研究方向としては,各下位尺度の改良と,実際の臨床事例に適用しその意義を実践的な面から検討していくことが考えられる.
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5.
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測定・評価に関する研究の動向
平井, 洋子
教育心理学年報,
2001/03/30, Letnik:
40
Journal Article
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6.
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小論文評点のカテゴリ化に関する測定論的考察
平井, 洋子; 渡部, 洋
行動計量学,
1994, Letnik:
21, Številka:
2
Journal Article
Recenzirano
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1.はじめに 入学試験に小論文を課す大学は多い. 国公立大学の2次試験をみても, 小論文を採用する大学・学部の数は80%に達するといわれる. 知識の測定を得意とする多枝選択式テストに比べ, 小論文テストでは知識の他に, 論理的思考力, 文章表現力, 問題意識, 独創性なども測定可能とされている. 小論文テストで測定される知識は主に能動的なものであり, ...
受験者はそれを文章という形に組み立てて表現する. この点で小論文テストは実技試験に近い性格も持つ. 小論文テストは試験形式の1つとして様々な可能性を秘め, 寄せられる期待も大きい. 小論文テストの評価で常に問題になるのは, 評価の主観性からくる評点の信頼性の問題であろう. この問題は, 同じ評定者が同じ小論文を繰り返し採点するときの再評価信頼性と, 異なる評定者による評点の一致度を表す評定者間信頼性に分けられる. 渡部, 平, 井上(1988)は, 3名の評定者が1週間おいてもう一度小論文を総合評価した場合, 再評価信頼性が0.40~0.91と, 評定者によってかなり異なることを見いだした.
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7.
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項目形式の違いを利用した尺度化の試み
平井, 洋子
教育心理学研究,
1996/03/30, Letnik:
44, Številka:
1
Journal Article
Recenzirano
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8.
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主観的評価による合否決定の事例集作成に向けた試み
椎名, 久美子; 平井, 洋子
大学入試研究ジャーナル,
2011, Letnik:
21
Journal Article
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本稿では, 小論文や面接などの主観的評価による合否決定を行う際の注意点を示す事例集作成に向けた試みとして, 実際にあり得る評価方法を単純化した2種類のデザインに関して, 一般化可能性理論を論述式課題の採点データに適用し, 受験者の順位づけの安定性 (信頼性) の違いを検討した。評価方法のデザインが同じでも, 用いる観点や評定者の組合せによって信頼性の値が異なり, ...
観点と評定者の選択が信頼性にかなり影響することが示された。
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9.
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10.
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