1.
|
-
施設における誤嚥性肺炎・気道感染症発症の関連要因の検討
桑澤, 実希; 米山, 武義; 佐藤, 裕二 ...
Dental Medicine Research,
2011, Letnik:
31, Številka:
1
Journal Article
Odprti dostop
誤嚥性肺炎を含む気道感染症の発症は個体の抵抗力の低下・機能の低下, 口腔内細菌叢など複数のリスク因子が関与して発症の危険度が上昇することが明らかになっている. これに対して, 専門的口腔ケアを提供して予防を行うことが必要であるが, 全ての要介護高齢者に対して提供することは人材的・財源的問題から困難である. そこで, ハイリスク高齢者を抽出して重点的に専門的口腔ケアを提供するために, ...
要介護高齢者施設における誤嚥性肺炎・気道感染症発症の関連要因のスクリーニングに関する検討を行った. 本研究では特別養護老人ホーム (以下特養) の入居者114名と, 介護老人保健施設 (以下老健) の入居者122名の合計236名を対象とし, 全身状態, 栄養状態, 口腔内状態, 口腔機能, 摂食状態について全28項目の関連性を検討した. その結果, 236名中35名に誤嚥性肺炎・気道感染症の発症が認められた. 多重ロジスティック回帰分析の結果, 施設の要介護高齢者において「低ADL (BI 20点以下)」,「Alb 3.0 g/dl以下」, 「舌運動範囲不十分」, 「食形態の軟食傾向」の4項目で誤嚥性肺炎・気道感染症発症の関連要因である可能性が示唆された. しかしながら, 2つの施設で28項目についてそれぞれの関連性を検討すると, 発症と有意な関連性が認められた項目 (p<0.01) は特養で2項目, 老健で5項目となり, 一致したのはそのうち1項目だけであった. そこで, 2施設の差を検討した結果, 発症率の高かった特養では, 9項目 (「低ADL (BI 20点以下)」,「意思疎通不可能」,「歯磨き拒否あり」,「開口保持困難」,「RSST 2回以下」,「口唇閉鎖能力不十分」,「舌運動能力不十分」,「うがい不可能」,「食形態の軟食傾向」) の全てで有意に調査項目該当者が多く認められた (p<0.01). これより, 施設の特性の違いにより, 施設ごとの状況は異なることも明らかになり, 今後の調査を行う場合には, より慎重な施設選択の必要性も示唆された.
|
Celotno besedilo
PDF
|
2.
|
|
Celotno besedilo
|
3.
|
|
Celotno besedilo
|
4.
|
|
Celotno besedilo
|
5.
|
-
要介護状態と口唇機能の関連
日本老年医学会雑誌,
2006/05/25, Letnik:
43, Številka:
3
Journal Article
Odprti dostop
目的: 口腔機能向上を目的とした歯科医療からのアプローチは, 介護予防において非常に重要である. 本研究は, 要介護度と摂食・嚥下における口唇機能との関係を明らかにすることを目的として行った. 方法: 対象は, 健康高齢者および通所型介護施設, 介護老人保健施設の入居者114名 (男性44名, 女性70名, 平均年齢81.3±6.3歳) である. これらの対象者を自立高齢者グループ,
|
Celotno besedilo
PDF
|
6.
|
|
Celotno besedilo
|
7.
|
-
介護老人福祉施設における利用者の口腔機能が栄養改善に与える影響
菊谷, 武; 西脇, 恵子; 稲葉, 繁 ...
日本老年医学会雑誌,
2004/07/25, Letnik:
41, Številka:
4
Journal Article
Odprti dostop
歯の喪失は咀嚼機能に影響を与え栄養状態の悪化の要因になることが知られている. また, 嚥下機能の低下も栄養状態の悪化の要因となる. 本研究では, 食事の介助法や食事の環境整備を主体にした栄養改善の取り組みに際し, 歯や義歯による咬合状態と嚥下機能の違いが介入効果に与える影響を検討した. 対象は, 某介護老人福祉施設を利用する要介護高齢者 (38名: 平均年齢82.04±7.35歳) である. ...
栄養状態は血液生化学的指標にて評価し, 以下の成績を得た. 1) 研究開始時 (介入前) に比較して6カ月後 (介入後) に血清アルブミン (介入前3.65±0.32g/dl, 介入後3.77±0.33g/dl), HDLコレステロール (介入前49.39±13.39mg/dl, 介入後53.44±11.27mg/dl), ヘモグロビン (介入前11.39±1.76g/dl, 介入後11.75±1.75g/dl) がそれぞれ有意に上昇を示した (p<0.05). 2) 血清アルブミンの変化は, 無歯顎でも義歯を使用している者の集団において著しかった (介入前3.64±0.35g/dl, 介入後3.92±0.40g/dl) (p<0.05). 3) 血清アルブミンの変化は, 嚥下機能が低下していると診断された集団において著しかった. 以上の結果より, 食介護の適正化を中心とした介入を行った際に, 義歯の使用を行っていたものの方が, 栄養改善に与える効果が現れやすかった. このことは要介護高齢者の義歯の装着の重要性を示唆するものと考える. さらに, 適正な食事介助法によって嚥下機能が低下している者でも栄養改善が可能であることが示唆された.
|
Celotno besedilo
PDF
|
8.
|
-
歯科訪問診療における感染予防策の指針 2021年版
水口, 俊介; 佐藤, 裕二; 小玉, 剛 ...
老年歯科医学,
2022/03/31, Letnik:
36, Številka:
supplement
Journal Article
Odprti dostop
|
Celotno besedilo
|
9.
|
|
Celotno besedilo
|
10.
|
-
歯科訪問診療における感染予防策の指針 2022年版
水口, 俊介; 佐藤, 裕二; 小玉, 剛 ...
老年歯科医学,
2022/03/31, Letnik:
36, Številka:
supplement
Journal Article
Odprti dostop
|
Celotno besedilo
|