NUK - logo
E-viri
Recenzirano Odprti dostop
  • 回答所要時間から見たElaborate Item Co...
    土屋, 隆裕; 平井, 洋子

    行動計量学, 2017, Letnik: 44, Številka: 2
    Journal Article

    「1. はじめに」「1. 1. Item Count法における過少回答傾向」人々に質問を投げかけ, その回答を利用して社会の実態を捉えようとする社会調査では, 対象者からできる限りありのままの回答を引き出すことが重要である. しかし質問内容が私的なことがらや犯罪経験の有無などの場合には, 調べたいことがらを直接尋ねても, 人によっては率直な回答をしにくい. ときには回答を拒否されたり, 社会的に望ましい方向へ回答を歪められたりしてしまうことは容易に想像がつく. Item Count法 (以下, IC法) は, そのような社会的望ましさの影響を受けやすいことがらを調査するために考案された間接質問法の一手法であり, Unmatched Count法 (Dalton et al., 1994; 1997) あるいはList法 (Sniderman and Grob, 1996) などとも呼ばれる.