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高密度電気探査を用いた津軽十二湖成因の検証 : 青池付近を例として
日本地すべり学会誌,
2021, Letnik:
58, Številka:
3
Journal Article
世界自然遺産白神山地の西端に位置する津軽国定公園「十二湖」には, 十二湖と呼ばれる湖沼地域があり, 実際には名所「青池」を含む大小33個の湖沼から成る湖沼群をもつ。津軽十二湖の成因には, 約300年前の歴史地震によってできた地すべりが関与したとされるが, 地すべり地の地下構造など資料がなく不明な点が多い。そこで, 本研究では,
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テフラ層厚分布を考慮した斜面安定解析による崩壊危険地の抽出
木村, 誇; 後藤, 聡; 佐藤, 剛 ...
日本地すべり学会誌,
2019, Letnik:
56, Številka:
Special_Issue
Journal Article
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平成24年 (2012年) 7月九州北部豪雨で表層崩壊が多発した阿蘇カルデラ北東部地域において, 阿蘇火山の噴火史研究に基づくアイソパックマップからスプライン法を用いて潜在すべり面までのテフラ層厚分布を推定し, 現地の11地点で実測した層厚と比較したところ, 推定層厚と実測層厚との比であるテフラの残存率 (Rr) は0.12~0.31の範囲にあって, ...
傾斜角や曲率の増加に伴って減少する傾向がみられた。こうした層厚分布の特徴を考慮した無限長斜面の斜面安定解析を行うことで, 2012年7月豪雨で発生した崩壊地 (頭部滑落崖309箇所) の最大約84%を捕捉することができ, 本手法で算出した安全率 (Fs) の確からしさが示された。一方で, Fsが1.00を下回る斜面領域すべてを崩壊危険地として抽出すると, その面積割合は解析対象範囲の約67%となり, 1回の豪雨で発生する崩壊地の面積割合 (約4~15%) と比べて過大な抽出結果になることも明らかになった。
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地震による土砂災害の軽減に向けて
檜垣, 大助
砂防学会誌,
2013, Letnik:
66, Številka:
2
Journal Article
Recenzirano
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15.
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阿蘇火山の降下テフラ被覆斜面における豪雨による斜面崩壊の発生場の地形条件
檜垣, 大助; 李, 学強; 林, 郁真 ...
日本地すべり学会誌,
2019, Letnik:
56, Številka:
Special_Issue
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西南日本, 九州中部にある阿蘇火山の斜面では1990, 2001, 2012年の豪雨で多数の浅層崩壊が発生した。本論文は, 同火山の高岳地区, 妻子ヶ鼻地区で, それら崩壊の分布のGIS解析と発生域の地形分類から, 集中的な崩壊発生の地形的原因を把握することを目的とした。3時期の崩壊について崩壊源を航空レーザ測量による1m ...
DEMから作成した赤色立体地図上にマッピングした。崩壊のほとんどが傾斜25°以上, 50m×50m窓の範囲での起伏量20m以上で発生していたが, これらはそれぞれ豪雨時の崩壊発生下限勾配と不安定化した土層の崩落しうる比高を表している。両地域で, 2012年崩壊の半数以上が1990, 2001年崩壊と離れた所に発生し, 同様に2001年崩壊の半数以上が1990年崩壊と離れた所に発生していた。2012年崩壊は, 2001年及び1990年の崩壊の隣接背後と隣接横で, それぞれ高岳地区で32.7%, 21.2%, 妻子ヶ鼻地区でそれぞれ19.1%, 28.4%の割合で発生した。対照的に, 崩壊地の内部では, 2012年, 2001年の崩壊が, 高岳でそれぞれ3―4%, 妻子が鼻で1―7%の発生と少なかった。阿蘇火山では, 崩壊跡地形の調査域に占める面積割合は約50%に達することから, 浅層崩壊が頻繁に起こってきたと言える。微地形分類図による2012年の崩壊発生源と崩壊跡地形 (以下 : 跡地形) との位置関係は, 1) 跡地形隣接背後, 2) 跡地形隣接横, 3) 崩土を伴わない崩壊跡地形の中, 4) 崩壊跡地形下方, 5) 崩壊跡地形の崩土とその周囲, 6) 遷急線下の谷壁斜面, 7) 独立, に分けられる。その中でタイプ1) がとくに多く2), 3) の発生がやや多い。崩壊跡地形との関係では, 2012年の崩壊がタイプ1), 2), 3) で多かったのに対し, 2001年, 2012年の崩壊が, それぞれ前回 (1990年), 前々回 (1990年) と前回 (2001年) の崩壊地の内部で起こった割合が小さかったのは, 長期的な崩土上への降下テフラの堆積や跡地形滑落崖からの匍行物質堆積とそれによるすべり面上の土層厚さの増加が理由とみられる。また, タイプ1), 2) が多く, 前回崩壊で隣接背後・横の発生が多かったのは, 斜面末端部でのバランス減少が原因である。以上から, 豪雨による崩壊発生危険斜面の把握可能性についても述べた。
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17.
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GISに基づく斜面変動予測評価のためのバッファ移動解析と過誤確率分析法
濱崎, 英作; 檜垣, 大助; 林, 一成
日本地すべり学会誌,
2015, Letnik:
52, Številka:
2
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過去二十年間, 特に2004年新潟県中越地震以降, 地質や地形情報を基にしたGISでの地震地すべりにおける解析研究が進んできている。またGISを利用した地すべりの要因分析や広域力学的モデルに関する研究もかなり進んできている。しかし, 昨今の既存GISプログラムが統計上の分析モデルを多くサポートするとはいえ, ...
広域解析を扱う上ではPCメモリの問題などもあってGIS単独では複雑な因子分析等で十分な機能を有しているとはいえなかった。また, GISを用いた斜面変動予測評価においても, これまではその適合性について目的関数などの客観的手法での検証が十分なされているとは言いがたい。このことから本論文では, GISのこれらの問題を補完する新しい解析手法としてバッファ移動解析と過誤確率分析法を開発提案した。バッファ移動解析は, 半径Rの円領域をもって平面地図上を移動してGIS統計データを収集する技術で, 地震や降雨時の地すべり発生要因を明確にするためのツールである。過誤確率分析法は, 地すべり危険度マッピングのモデル適合性を判断するための, 目的関数による客観的な判定機能を有する手法である。本論文は, これらの分析の方法論を解説するとともに, 2008年岩手・宮城内陸地震による地すべりや斜面崩壊について, これらの手法を用いたAHP斜面変動予測評価のケーススタディを説明するものである。
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19.
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バッファ移動解析と過誤確率分析法を用いた地震地すべりの危険度評価モデルの構築
林, 一成; 濱崎, 英作; 八木, 浩司 ...
日本地すべり学会誌,
2015, Letnik:
52, Številka:
2
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バッファ移動解析と過誤確率分析法 (濱崎ほか, 2015) を用いて, 2004年新潟県中越地震時に発生した地すべり (深層すべり・表層崩壊) の要因分析を行い, 危険度評価モデルの構築を試みた。地震地すべりの地質・地形的要因の指標となるGISデータを整備し, 各要因の指標値をバッファ移動解析により集積した。さらに, ...
指標データ間の最適な組み合わせと重み付けを過誤確率分析法に基づいて検討した。求められた深層すべりおよび表層崩壊の危険度得点の分布は, 実際の地震地すべり発生箇所の分布と良好な対応を示した。
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