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  • 石光, 政德

    日本教科内容学会誌, 2023/03/31, Volume: 9, Issue: 1
    Journal Article

    本研究の目的は,表現を軸とした音楽科と学芸会の教科等横断的な学習において,教科等内容がどのように相関するのかを明らかにすることである。研究の方法は,まず,音楽科と学芸会の教科等内容を関連付ける授業展開の視点を導き出して,研究実践を構想・実施する。次に,研究実践における音楽科と学芸会における抽出児の学習状況を分析する。分析結果より,音楽科と学芸会の教科等内容がどのように相関したのかを明らかにする。結論として,音楽科で学習した教科等内容に,学芸会の教科等内容を関連付けたことで,抽出児は他者意識をもって音楽科の学習内容を客観視できるようになった。そのことによって,音楽科の学びを再構成することにつながった。同時に,学芸会では,自分自身の音楽科における学びを発信するためのコミュニケーション技術の獲得を可能とした。ここでは,音楽科の学びの再構成と,学芸会の指導内容であるコミュニケーション技術の獲得に相関がみられた。