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  • 内山, 喜代成

    言語文化教育研究, 2019/12/31, Volume: 17
    Journal Article

    台湾の民間の成人教育機関では数年に渡り教室が継続することがある。そのため,学校教育機関のカリキュラムなどに基づいて教室をデザインすることはできない。本研究では複線径路等至性アプローチを用いて,長期間継続する成人の日本語教室に焦点を当て,中堅教師がどのように教室デザインを変容させてきたかを分析した。分析の結果,教師は成長の過程で,教える教師と学ぶ学習者という関係性から対等な教室参加者へという関係性の捉え直しを行っていた。また,その関係性の中で,教師が学習者と協働で教室デザインを行うことで,その教室独自の価値を創造していることが示唆された。