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地域づくりの現場で学ぶフィールドワーク教育の成果と課題
林, 琢也
経済地理学年報,
2019/03/30, Letnik:
65, Številka:
1
Journal Article
Odprti dostop
本研究は,大学の教員・学生を広義の「関係人口」と捉え,フィールドワーク教育の成果と課題について考察することを目的とする.研究対象地域は岐阜県郡上市和良町である.筆者は2011年より和良町の地域づくり活動に関わってきた.また,担当する実習科目では,学生とともに和良町の移住者への意識調査や地域づくり団体・構成員のネットワークに関する調査を実施した.こうした経験のなかで,フィールドワークの方法を学んだ学生の成長を地域に還元するため,出前・卒業論文発表会を和良町において実施している.参加者へのアンケートでは総じて企画や内容に対して高い評価を得ている. 教員が日常的に関わりをもつ地域においてフィールドワークを実践することは,継続的に同じ地域を訪れるなかで,学生も土地鑑や当該地域の人や場所に対して愛着をもつようになる.そして,調査スキルの習得といった教育効果にとどまらず,多様な住民との関わりや交流経験の蓄積により,継続的に当該地域と関わりをもったり,スポークスパースンとなってくれるような人材を育成・輩出することにも貢献し得るといえる.
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知的財産権を活用した農業振興の可能性(<特集>構造再編下の日本農業)
林, 琢也
経済地理学年報,
2015, Letnik:
61, Številka:
1
Journal Article
Odprti dostop
本研究は,世界規模で展開するリンゴのブランドビジネス(クラブ制)の事例と国内のイチゴ産地の新品種の開発と活用戦略の分析を通じ,知的財産権を利用した日本の農業振興の可能性について考察することを目的とする.育成者権と商標権を用いたピンクレディーのクラブ制は,オーストラリアの州政府機関と生産者組織によって開発された.彼らは試行錯誤を繰り返しながらも農産物の輸出と知財戦略を組み合わせることによって1990年代以降,ヨーロッパ市場において発展した.ただし,パイオニアゆえに知的財産権を利用したブランド戦略には不備もみられる.しかし,彼らは生産と流通をコントロールすることで会員の利益を維持した.世界規模の会員の交流と連携はクラブ・システムと高品質ブランドの発展にとって極めて重要である.ゆえに,生産者と苗木業者,流通業者が目的志向で緩やかに繋がる組織の設立は,特定の地域の農業を振興するための方法とは異なる農業活性化の可能性があることを示している.他方,日本において都道府県の研究機関によって開発されたイチゴの新品種を生産する際のブランド戦略は栽培許諾と商標登録に特徴付けられる.さらに,近年は,日本のイチゴ産地において,アジアへの輸出が活発に行われている.しかし,日本の農産物が外国に輸出される一方で,各県の輸出品目はしばしば重複する.これは,日本国内での産地間競争が国を越えて再び行われることでもある.国の方針としては,日本の農産物輸出の拡大を重要な戦略としているものの,実際にそれを担う都道府県庁や県単位の農協組織では,自地域内の農産物の販売振興を優先するため,「守るべき基礎単位」に齟齬が生じる.したがって,日本の統一ブランドやクラブ制のようなシステムを専門に扱うことのできる機関等が必要である.
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特発性血小板減少性紫斑病に合併した潰瘍性大腸炎の1例
川久保, 実和; 徳永, 徹二; 小針, 伸一 ...
日本消化器病学会雑誌,
2008, Letnik:
105, Številka:
7
Journal Article
Odprti dostop
症例は53歳男性.定期健診にて血小板低値を指摘され,精査の結果特発性血小板減少性紫斑病(ITP)と診断された.H. ...
pyloriの陽性が内視鏡生検で確認されたため,除菌治療を施行し成功するも血小板の増加を認めず.そのため,ステロイド治療を開始し,1年4カ月後の血小板正常化時の経過観察中に血便が出現し,大腸内視鏡および生検にて潰瘍性大腸炎(UC)直腸炎型と診断した.ITPが先行するUCの合併例は本邦3例目であり,直腸炎型では本邦初であった.
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「取り残される農村」は消滅していくのか
林, 琢也
地理空間,
2015, Letnik:
8, Številka:
2
Journal Article
Odprti dostop
本論は,著者が岐阜県郡上市和良町において同僚の教員らとともに携わってきたT型集落点検の実践と地域づくりに係る住民有志との交流をもとに,農村の存続可能性について考察することを目的とする。郡上市和良町の地域づくり活動は,集落維持のための活動のあり方を住民自身に問うものである。農村の抱える問題は,農地や林地の相続,屋敷の維持など,最終的には個々の家族の問題でもある。こうした事実を住民に再認識してもらうとともに,他出子とのネットワークを強化することで内と外の両面から地域づくりを進めていく手法は,これまでの観光振興や人口増加を目指した農村振興策と組み合わせることで集落の存続にとってきわめて現実的かつ効果的な対策を描く際の一助になる。
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青森県南部町名川地域における観光農業の発展要因
林, 琢也
地理学評論,
10/2007, Letnik:
80, Številka:
11
Journal Article
Recenzirano
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本研究は, 遠隔地農村において農業と地域の振興を図るために進められた観光農業の発展要因を, 青森県南部町名川地域 (旧名川町) を事例に考察した. 旧名川町は青森県最大のサクランボ産地であり, 町は1986年からサクランボ狩りを核とした観光事業を進めてきた. こうした活動の推進に際しては, 観光農業における先駆的農家と周囲の農家の組織化を促すほか, 補助事業を積極的に活用することで, ...
観光農業の充実を目指した地域リーダーの功績が大きかった. また, 集落レベルでの観光農業の普及においては, 専業的な果樹栽培農家に加え, 農外就業経験を有する帰農者の参加や, 集落内とその近隣地域から供給される労働力の存在も重要であった. このように, 多くの住民の協力体制の確立が, 遠隔地における観光農業の発展にとって不可欠であることが明らかとなった.
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