1.
1.地震における災害医療
辺見, 弘
日本内科学会雑誌,
2008, Letnik:
97, Številka:
10
Journal Article
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Celotno besedilo
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2.
新潟県中越地震の早期対応
辺見, 弘; 大友, 康裕; 本間, 正人 ...
医療,
2005/04/20, Letnik:
59, Številka:
4
Journal Article
Recenzirano
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広域災害発生時には迅速な対応が必要である. とくに災害をコントロールする指揮命令系統の立ち上がりは重要で, 5分間遅れるごとに現場で解決に時間がかかる出来事が起きるとされている. 阪神淡路大震災以後, 国の防災対策は充実強化され中越地震では休日であったが, 各省庁の局長級の緊急参集チームが官邸の危機管理センターに集合し災害対策会議が開かれ, 発災30分後には村田防災担当大臣の記者会見がなされた. ...
国の施策を理解するとともに基幹災害拠点病院として, 医療としての最大の反省事項であった平成8年健政局長発「初期救急医療体制の強化」にそって早期に医療班を被災地まで派遣した. 医療の最大のニーズが発生している場所, 患者数, 地域の医療インフラの障害と対応能力, アクセス等の情報が得られない状況下であったが, 発災12時間, 16時間までに災害医療を訓練されたチームを現地に派遣し活動できた. 問題点をまとめ今後の災害医療の向上の糧となれば幸いである.
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3.
臓器提供への対応
辺見, 弘
医療,
1999/03/20, Letnik:
53, Številka:
3
Journal Article
Recenzirano
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臓器移植法の成立後, 東京災害医療センターの救命救急センターは臓器提供施設の必要な条件の一つである日本救急医学会の指導医認定施設に認定されるにつけて, スタッフは臓器提供の意思を書類で示した方々が脳死に至った場合, 貴重な志を無為にしないように申し合わせた. この章では 1)どのようにして臓器提供施設への準備をし他の病院職員に周知し合意を得たか. 2)脳死の説明, ...
脳死の診断から臓器摘出までの手順とタイムテーブル, 必須の書類. 3)臓器提供施設基準に適合する施設の準備状況(NHKアンケート調査) 4)現在まで脳死臓器提供のない理由と, 改善策の検討について述べた.
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4.
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5.
脊髄麻痺を伴った頸椎損傷の治療
加藤, 宏; 大友, 康裕; 本間, 正人 ...
日本救急医学会雑誌,
02/2002, Letnik:
13, Številka:
2
Journal Article
Recenzirano
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頸髄損傷における早期神経除圧の臨床的意義を検討するため,脊髄圧迫病変に対して除圧術(脱臼整復または脊柱管内骨片除去)を施した頸椎損傷患者35名の神経学的予後を調査した。受傷時に不全麻痺を呈した20例(Frankel B8例,C10例,D2例)(IC群)は,1年経過時で麻痺の悪化例なく17例に1ランク以上の改善がみられた。回復率(Yale Scale ...
Score)は44.1±30.0%で,受傷から除圧までの時間が長くなると低下する傾向にあり(R=-0.727, p=0.0003),とくに除圧6時間以内(11例:64.0±20.4%)と10時間以降(9例: 19.8±20.2%)で有意差を認めた(p=0.0004)。一方,受傷時Frankel Aの15例(C群)は,調査時は不変8例,改善7例(B5例,C1例,D1例)であった。回復率は11.3±19.6%と低値を示し,除圧時間との相関もみられなかった(R=-0.390, p=0.151)。また,C群の除圧時点での球海綿体反射(BCR)は,陽性8例,陰性7例であり,各々2例と5例に麻痺改善がみられた。CやDへの改善2例は除圧時BCR陰性例に含まれ,それぞれ6時間と3時間で除圧後,BCR出現(spinal shock離脱)とともに随意運動が出現した。以上より,不全麻痺の症例では早期神経除圧(とくに6時間以内)により有意な麻痺の回復が期待できると推測される。一方,受傷時Frankel Aの場合は早期除圧も総じて改善効果に乏しいが,本質的には回復能を有する脊髄不完全損傷(spinal shock期)が潜在している可能性も否定し得ない。それゆえ,たとえ受傷時にFrankel Aであっても頸髄損傷の急性期は臨床的にすべて不全麻痺として対応(早期除圧)することが望まれる。
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6.
DMAT隊員養成研修の改訂と技能維持研修創設に関する検討報告
阿南, 英明; 近藤, 久禎; 森野, 一真 ...
日本臨床救急医学会雑誌,
2010/08/31, Letnik:
13, Številka:
4
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日本DMAT(Disaster Medical Assistance ...
Team:災害医療派遣チーム)隊員養成研修を開始後4年以上が経過した。その間に実災害を経験したことにより得られた,さまざまな教訓や改善された仕組みがある。これを生かすために,研修内容の改訂が必要になった。そこで研修講師に対して現行プログラムの改良点に関するアンケートを実施した。そして,その結果を基に厚生労働科学研究「健康危機・大規模災害に対する初動期医療体制のあり方に関する研究」の研究会議において,プログラム見直しに関する議論を行った。これにより得られた結論は,以下の3点にまとめられる。①新しいプログラム内容や研修方法に関する改訂案の提示,②隊員の知識や技能レベルを標準化し,効率的な研修を実施するために,事前のJPTECTM,JATECTM受講が望ましいことの提示,③ DMAT研修受講後の隊員が知識と技能を維持,更新するために標準化された継続研修案の提示。
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7.
2.日本DMATの運用と活動
近藤, 久禎; 本間, 正人; 小井土, 雄一 ...
日本内科学会雑誌,
2008, Letnik:
97, Številka:
10
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8.
鈍的外傷による心膜損傷の検討
加藤, 一良; 辺見, 弘; 山本, 保博 ...
日本救急医学会雑誌,
1992, Letnik:
3, Številka:
4
Journal Article
Recenzirano
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鈍的外傷による心膜損傷の特徴を明確にすることを目的に,過去16年9ヵ月間にわれわれの施設で経験した24症例に対して,受傷機転,外力の程度と方向,入院時の状態,心膜損傷の部位,合併損傷とinjury severity ...
score(以下ISSと略す),診断と治療,転帰および死亡率について検討した。結果:心膜損傷は高所からの墜落や交通事故など,急加速,減速または挟圧による外傷の場合で,墜落例をモデルにすると,2×1010erg以上のエネルギーがごく短時間に消費されて生じる非常に大きな外力が加わったときに引き起こされた。力の方向は単純な前後あるいは左右ではなく,斜方向であったと考えられた。DOAおよび入院時にショック状態であった患者はそれぞれ42%であった。左側の心膜損傷を伴っていた例が54%であった。心損傷の合併が12例にみられ,心膜以外の左胸部損傷を伴わない例が2例存在した。ISSは中央値41と高かった。診断は主に開胸手術または胸部単純X線写真によるものであった。DOAを除いた死亡率は57%であった。結論:心膜損傷を起こす外力はかなり大きい。またこの損傷の発生には,胸郭に対する直達外力による挟圧または胸郭への剪断力が重大な役割を果たすと考えられる。心膜損傷は左側に好発するが,右側や縦隔,横隔膜面にも起こる。心膜の損傷部位と外力の大きさ・方向との間に特定の関係は見いだせず,むしろ単純にそれぞれの部位の面積に関係する可能性が考えられる。本損傷は重篤な外傷の一部としてみられるが,来院時に生命兆候を有していた患者の40%以上を救命することが可能であることから早期の確実な診断が重要である。また診断された場合には,心あるいは腸管の脱出を来さないように修復を行う必要があると考えられる。
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9.
CD8 陽性樹状細胞サブセットの動的制御機構の解析
邊見, 弘明; 山﨑, 千尋; 星野, 克明 ...
CYTOMETRY RESEARCH,
2012, Letnik:
22, Številka:
1
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「はじめに」樹状細胞(DC)は, 免疫機構の中でも自然免疫と獲得免疫との間の橋渡しをし, 獲得免疫を調節する細胞として知られている1). DCは, 微生物由来成分などを認識して炎症性サイトカイン産生を行い炎症反応を誘導するとともに, 取り込んだ抗原をT細胞へ提示することにより抗原特異的T細胞の活性化・増殖を誘導して獲得免疫を活性化する. DCは, 単一の細胞集団ではなく, ...
その生理的活性や細胞表面分子の発現の違いによっていくつかのサブセットに分類できる2). その中の一つである形質細胞様DC(plasmacytoid DC, pDC)は, ウイルスゲノムや細菌ゲノムを含めた核酸を認識するToll-like receptor(TLR)-7や9の活性化により, 大量のI型インターフェロン(IFN)を産生する3,4). このpDCは, 上記特性から, ウイルス感染防御において重要な働きをしていると考えられている.
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10.
EL9 DMATとそのはたらき
辺見弘
日本臨床救急医学会雑誌,
2011, Letnik:
14, Številka:
2
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