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当院における1992年から1995年までの麻酔統計について
池田, 東美明; 福井, 規之; 小山, 陽子 ...
昭和医学会雑誌,
1997, Letnik:
57, Številka:
1
Journal Article
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昭和大学藤が丘リハビリテーション病院は, リハビリ治療専門の都市型リハビリテーション病院として, 平成2年6月に開院した.また平成4年5月には, 手術室が開設され, 平成8年3月までに手術症例数が1449症例に達した.主に脊椎, 四肢関節機能障害のための機能不全やスポーツ障害などに対する手術が施行されている.麻酔管理上の特徴としては, 大量出血が予想される股関節や脊椎の手術では, ...
各種の自己血輸血法と術中の低血圧麻酔法を併用することで同種血輸血の回避に努め良好の結果をえている.また手術の特徴としては, 内視鏡による検査や手術が膝, 股, 肩関節で増加傾向にある.さらに変形性関節症の増加に伴い股関節や膝関節の人工関節置換術が増加傾向にある.
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282.
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イソフルレン深麻酔の内分泌系への影響
池田, 東美明; 世良田, 和幸; 武田, 昭平 ...
昭和医学会雑誌,
1993, Letnik:
53, Številka:
4
Journal Article
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乳房切断術例にイソフルレン深麻酔による低血圧麻酔を施行し, 循環動態とともに内分泌系の影響を検索するため血漿ノルエピネフリン, 血漿エピネフリン, 血漿レニン活性, ...
血漿アルドステロンを測定した.低血圧群として収縮期圧を80から90mmHgの範囲にイソフルレン濃度を調節するのに3から4%濃度のイソフルレンを必要とした.また非低血圧群として1から2%濃度のイソフルレンを吸入させ比較検討した.平均動脈圧は, 当然のことながら低血圧群が非低血圧群に比べて有意の低下を示した.心拍数は, 非低血圧群では有意の変化を示さなかったが, 低血圧群では低血圧前値に比べて有意の増加を示し, 両群間に有意差がみられた.血漿ノルエピネフリンは, 非低血圧群では有意の変化を示さなかったが, 低血圧群では低血圧前値より有意の上昇を示し, かつ非低血圧群と有意差がみられた.血漿エピネフリンは, 両群とも手術後30分値まで低下傾向を示したが, 以後漸増傾向を示し, 全体としては, 大きな変化を認められなかった.血漿レニン活性は, 両群とも低血圧前値に比べ術中有意の増加を示し, 低血圧群は非低血圧群より有意に高値を示した.血漿アルドステロン濃度は, 両群とも低血圧前値に比べ術中有意の増加を示し, レニン活性と同様に低血圧群は非低血圧群より有意に高値を示した.低血圧群では, 非低血圧群に比し, ノルエピネフリン, レニンーアンジオテンシンーアルドステロン系の賦活が生じたが過度の上昇ではなく, 術中, 術後に異常を認めず, イソフルレン低血圧麻酔は安全で有用な方法と考えられた.
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283.
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上肢に発症した帯状疱疹に対する局所静脈内交感神経ブロックの経験
池田, 東美明; 中溝, 玲恵; 野村, 直人 ...
昭和医学会雑誌,
1992, Letnik:
52, Številka:
3
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帯状疱疹後神経痛に対する交感神経ブロックの効果については広く認められている.今回上肢に発症した帯状疱疹に対して, 星状神経節ブロックと硬膜外ブロックを試みたが治療効果が上がらず, レセルピンを用いて局所静脈内交感神経ブロックを施行したところペインスコアーの改善が認められた症例を経験した.上肢に発症した帯状疱疹は, ...
時に運動神経をおかし腕神経叢麻痺に移行する可能性があり患者の社会生活に与える影響が大きい.幸い局所静脈内交感神経ブロックは手技が容易で他のブロックも併用可能であり, 治療効果の向上を期待して試みてよいブロックと思われる.
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284.
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Werner症候群に対する神経ブロック療法の経験
外丸, 輝明; 武田, 昭平; 世良田, 和幸 ...
昭和医学会雑誌,
1987, Letnik:
47, Številka:
6
Journal Article
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Werner症候群は早期老人化と皮膚萎縮を伴う常染色体性劣性遺伝によるまれな疾患で, 若年性の白髪・脱毛・白内障, 皮膚・筋肉・脂肪組織・骨の萎縮, 下肢の潰瘍, 声音の高調子, 糖尿病, 性機能低下などの多彩な症状を呈する.下肢潰瘍は自然老化ではまれで本症候群の特徴的な症状で難治性である.今回, 51歳の男性の本症候群例の下肢潰瘍に腰部交感神経節ブロックと硬膜外ブロック療法を試みたが, ...
潰瘍の疼痛には硬膜外ブロック療法は有効であったが, 潰瘍そのものには硬膜外ブロック療法も腰部交感神経節ブロックも著明な効果を示さなかった.これは本症候群では皮下結合組織の変性, 萎縮など皮膚そのものに欠陥があるためと考えられる.
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アレルギー性鼻炎に対する星状神経節ブロックの効果
外丸, 輝明; 武田, 昭平; 世良田, 和幸 ...
昭和医学会雑誌,
1987, Letnik:
47, Številka:
2
Journal Article
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昭和59年4月より昭和60年5月まで当科で星状神経節ブロック (SGB) 療法を行ったアレルギー性鼻炎患者は64例で, 平均SGB回数は15.8回であった.SGB療法前のくしゃみ, 鼻汁, 鼻閉, 眼鼻のかゆみの強さを10とし, 治療後これらの症状がどの位減弱したかを患者に評価させた.昭和60年のSGB療法施行例で調査の明確な28例で, 治療後7以下となった例はくしゃみ89.3%, ...
鼻汁85.1%, 鼻閉77%, 眼鼻のかゆみ87.5%であった.昭和59年のSGB療法施行例で調査のできた14例の昭和60年の症状が7以下となった例はくしゃみ50%, 鼻汁42.8%, 鼻閉45.5%, 眼鼻のかゆみ75%であった.SGB療法の前後でIgG, IgE, RASTには大きな変化はみられなかった.
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