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  • 地域と共に取り組むピンクリボン啓発活動報告
    河村, 加代子; 北川, 千佳子; 冨士山, 弘美; 有馬, 聡一郎; 藤原, 拓也; 佐川, 京子

    日本農村医学会学術総会抄録集, 2011
    Journal Article

    当院は、山口県の東部に位置する柳井医療圏に属する。近隣1市4町 人口9万人余りの高齢化地域の柳井市にある360床を有する二次救急医療機関であり、がん診療連携拠点病院である。山口県では平成20年3月にがん対策推進計画~早く見つけ、早く治し、苦しまないために~を策定し、毎年10月を「やまぐちピンクリボン月間」と定め、女性のがんの検診の重要性の普及啓発に取り組んでいます。県の事業に並行して当院では平成20年度より毎年10月をピンクリボン月間とし、柳井医療圏の行政・福祉機関及び地域の皆様を巻き込み、独自の「がん予防・がん早期発見のための啓発活動」を行って来たので、過去2年間に実施したピンクリボン啓発活動の実際を報告する。平成21年度には、「桃色の会 金魚ちょうちんで広げるピンクリボンの輪 871プロジェクト」を立ち上げ、「がん予防を地域と共に」をテーマに、柳井健康福祉センターや柳井市近隣の各機関の協力を得て、ピンク色の金魚ちょうちんを871(やない)個作成し、当院の玄関を871個の金魚ちょうちんで飾ることやこの金魚ちょうちんの作成を通して、協力していただいた多くの方々にがん予防の大切さを伝え、乳がん検診の向上と検診の大切さを訴えた。また、平成22年度には、「ウォークラリーで広げる:ピンクリボンの輪」をテーマに、当院と「やまぐちフラワーランド」の共催で1カ月の間に各種の行事を行った。この間に当院を始め市内の主要場所に乳がん触診モデル購入のための募金箱を設置し募金活動を行った。集まった募金で「乳がん触診モデル」を1体購入し、市内のショッピング施設に贈呈し、いつでも乳がん触診モデルに触れていただけるように女性下着売り場に設置した。今後も、各関係機関との連携を強化し、がん検診の受診率向上とがんの早期発見を目指して、地域の方々にがん検診の重要性を訴える活動を継続したいと考えている。